人って、いつも同じ？ それとも、場面によって、 違う？
前回の＃８６で、人に、すんなり影響を与えられるようになる、秘密のコトバのスキル、LABプロファイル®についてお伝えしました。
続けます。
LABプロファイル®とは、Language and Behavior プロファイル® の略です。ことばと行動のプロファイル。
プロファイルとは、FBIが 犯人の人物像を描写する手法として始めたらしいです。
「その人ってどんな人？」という、人の特徴を言い表したものですね。プロフィールということばがありますが、あれ。
LABプロファイル®を習得すると、相手のことばと行動を観察することによって、その人がどんな特徴をもっているかを、こっそり解き明かし、そして、その特徴にあったことばを、あなたが意図的に使うことで、相手に気づかれないうちに、その人を動かしてしまいます。
その人が、どのように、モチベーションを持つのか？
どのように、受け取った情報を処理するのか？
でも、ちょっと待った。
「その人がどんな特徴を持っているか」と言いました が、人って、いつも同じ行動をしますか？
あなたはどうですか？
仕事ではきちんとしてるけど、家に帰ったら、だらけてる、とか、
部下に対してと上司に対しとで、言動が違うとか、
ありませんか？
LABプロファイル®では、
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
人は、場面によって、
言動が変わる
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
という前提にたっています。
誰かのことを、「いつもこう」と、決めつけません。
それを、場面ごとに、正確にあぶりだしてくれるのが LABプロファイル®です。
そこが、ほかの、パーソナリティー診断ツール、たとえば、DISC、MBTI、交流分析、「コントローラー、アナライザー、プロモーター、サポーターの4つのタイプ分け」などとの、大きな違いの一つです。
私自身は、ちゃんとしているところと、いい加減なところや、冷静なところと、カッカきてしまうところがあり、もしかして、二重人格？
と思ったことがありましたが、そうではなく、私はもともと、多様で豊かなのでした。
あなたもそうです。
あなたが手こずるあの人も、あなたが契約してもらいたいあの見込み客も、あなたがコーチするあのクライエントも。
この、その時々の場面のことを、LABプロファイル® では、コンテクストと呼びます。
人はコンテクストによって、思考や行動のパターンが変わる。
これ、すごく大事です。
それを正確にとらえて、相手を動かせるとしたら、あなたはどのように、これを活かしますか？
ブレークスルーコーチ x
LABプロファイル®
マスターコンサルタント
坂本 夏子