【飛躍のヒント】人はなぜ、人に出会うのか?

かつて、転勤で4年間、
東京にいた坂本夏子です。

社会人になりたての頃も、
3ヶ月だけいましたが、
16年ぶりの東京で、一番感じたのは、

東京は人もモノも情報も
多種多様大量で、
すごいものの、すごさが違う、

ということでした。

情報だけをとっても、
広島では縁のなかった、
人事向けのサービスを
提供している会社が、
次々とやってきたり、

ヘッドハンターから、
電話がかかってきたりしました。

ヘッドハンターとは企業のために
人探しを請け負い、その企業が
求める人を紹介する人たちですね。

今日は、そういう人たちとの
お話です。

電話がかかってくると、転職の
意志はなくても、会うだけ会って
おこう、と思って会った人が
何人かいました。

その中の一人が、私が広島に
戻ってからも、時々、メールを
くれて、

「こんな仕事があるんだけど、
興味ありませんか?」とか、

「こういう会社が人を探していて、
いい人いたら、紹介してください」

とか、言ってくるわけです。

返事をすることは、ほぼ、
ありませんでした。

1年ほど前に、その人が、私の
状況を尋ねてきたので、

会社をやめて独立し、
再就職をするつもりはないので、
メールのリストから、私を
はずしてくれて構わない、

と伝えました。

すると、その人から、昨年12月に、
顧客宛ての「年末のご挨拶」の
メールが届き、久しぶりに
まじめに読んでみると、
個人的な内容が書かれています。

その人はイギリス人で、
日本の生活が長いのだけど、
ガンと診断されたお母様のために、
最期の2か月をイギリスに戻って、
看取りをしたことが書かれていました。

読んでいて、じーんときたので、
私は短いながら、返事を書きました。

Thank you very much for
sharing the story. I’m touched.

I am praying for your mother.
I see her being good in heaven.

お話をシェアしてくれて
ありがとうございます。
感じ入りました。

お母様のために祈っております。
天国で元気にしておられるのが、
目に浮かびます。

と。

もう、ビジネス面では何の関係もなく、
届く必要もないメールだったのですが、
彼のパーソナルな部分に触れて、
私の心が動いたのです。

今日、返事がきました。
私は、メールを送ったことすら
忘れていたので、小さな
サプライズでした。

今度は、亡くなったお母様のことに
まつわる、奥様のことが
書かれていました。

話はそれだけです。

だからどう、ってことですが、
たぶん彼は、思いがけなく
受け取った私の返事に心が動き、
奥様のことも書きたくなったのかな~、
と想像します。

ビジネス的には何の意味もない
コミュニケーションでしたが、
一瞬、ホッと心が温まる
やりとりでした。

昔の小さな接点を、極めて
細い糸ながら、維持していた結果の、
今日の小さな幸せです。

彼との出会いに、感謝しました。

すると、2年ちょっと前に、
Facebook に投稿した記事のことを
思い出しました。

人と人との出会いに関する
いい話で、今でも、私が大切に
していることなので、今日、
ここで、再びお届けします。

あなたがもし、当時(2016/11/23) の
投稿を読んでくれていたら、
重複になりますが、よろしかったら、
お付き合いください。

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人と人は、なぜ、出会うのでしょうか?

こんな問いかけ、したことありません
でしたが、ある時、答えを知って
しまいました。

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People enter your life
for a reason, season or lifetime.

人があなたの人生に入ってくるのは、

理由があるから、
そういう季節だから、
あるいは一生を共に過ごすために

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

人事の専門職ばかりを集めた、
会社のリーダーシップ研修に
参加した時です。

食事の席で、米国本社から中国に
赴任していた人事部門の幹部が、
教えてくれました。

彼女も、誰かから聞いたそうです。

聞いた瞬間に、電撃が走りました。

!!!!!!

理由があって、誰かと出会う。

これ、何となく、わかります。
いわば、必然の出会い、という
相手ですね。どんな必然かは
いろいろでしょう。

一生を共に過ごすために。

これも、わかります。

例えば、夫婦や、生涯の親友が
このグループでしょう。

しびれたのは、
「そういう季節だから」

その季節は一瞬かもしれません。
例えば、道ですれ違い、再び会う
ことはない人。

相当、長い期間かもしれません。
20年連れ添ったカップルが別れ、
二度とよりを戻すことがないときなど。

季節の長さは、さまざまだけど、
いくばくかの時をあなたと共に
過ごすために、その人は、
あなたの人生に入ってくる。

偶然なのか、必然なのか、
そんなことは考えなくていい。
でも出会うんです。

そうなんだ~

そう思ったら、どんな人もありがたく
思えてきました。

満員電車の隣の人も。
いやな出来事の相手も。
一時期を一緒に過ごす、仲間も。

もし、大切な人だったのに、
別れることがあったとしたら、
そういう季節だったんだ。
季節が終わったから別れがきたんだ。

そう考えて、
出会ったことに感謝して、
そっと手放せばいい。

People enter your life for a reason,
season or lifetime.

愛のあることばだな。

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今の私は、自分にとって、
影響の大きい相手であればあるほど、

何の目的で、私はその人を
自分の人生に引き入れたのか?

と問いかけますので、

lifetime, reason, season に
プラスアルファを上乗せした
思想で生きているものの、

基本は、2016年当時と同じです。

幸せを呼ぶことばだと
思うのですが、あなたは、
どう感じますか?

よろしかったら、コメントください。

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋&人事屋

LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル・
コーチ®
人事コンサルタント