【飛躍のヒント】◯◯◯◯を永久欠番に

坂本夏子です。

平成おわりの天皇陛下シリーズ、
第二弾をいきます。

前回、4/24 は天皇陛下の
生きる目的を取り上げました。

今日のテーマは、全身全霊です。

象徴の務めを全身全霊で果たしてきた、
と陛下は、何度かおっしゃいました。

全身全霊って、軽々しく使う
ことばではないです。

それを陛下は、過去30年、
自分はずっとそうしてきたと、
淡々と、確信をもっておっしゃった。

そこに陛下の真実が表れていると、
私は感じました。

天皇陛下以前では、
お相撲でときどき聞きましたね。

白鵬が大関昇進のとき、そして、
日馬富士が大関、横綱昇進のときに、
ぞれぞれ、口上で使っていました。

でもですよ、

あの天皇陛下に使われてしまった今、
もう誰も、全身全霊って言えなく
なるのではないかと
思ってしまうのです。

初代の象徴天皇であり、
象徴のあり方のモデルを作った
平成の天皇のことばとして、

ことばの永久欠番に
すべきなのではないか、と。

だ・け・ど、、、

それももったいないですよね。

ことばはみんなのものだし、
彼も我々も、同じ人間。

陛下のように30年ずっと、
とまでは無理かもしれませんが、

あなたや私の人生の時々で、
全身全霊で何かをしたことは、
きっとあるはずです。

そこで、まずは、
自分の人生を振り返ってみました。

問いかけはこれです。

全身全霊で何かをしたのは、
どんな時だったか?

21歳:
初めての海外でいきなり病気になり、
全身全霊で知恵をふりしぼり、
一人で医者を探した。

37歳:
急に体がおかしくなり、突然、
大量のステロイド剤を処方され、

それを飲むのか、飲まないのか?
誰を自分の医師として選ぶのか?

全身全霊で決断した。

44歳:
2度目のブータン。
全身全霊で楽しんだ。

46歳:
自分のミスで
仕事でトンネルに入り込み、
2年近く暗闇の中にいたとき、

3か月間、全身全霊で一つのことに
集中したら、トンネルから抜け出た。

53-54歳:
全身全霊で選択した医師が、急逝。
全身全霊で、自分の感情のおもむくまま
突っ走ったら、100日後に涙が止まり、
雲の上に出た。

54歳:
全身全霊で、父に感情を吐露した。
父が私を抱きしめた。

55歳:
会社員時代の最大のプロジェクトで、
全身全霊で上司にプレゼンをした。

55歳-56歳:
全身全霊で、仕事で怒った x 2回。

私も瞬間風速レベルでは、
やっていました。

この経験がなかったら、
今の自分はないと断言します。

今の自分 =
この程度でしかないけど、
この程度ではある自分です。

最近では、コーチングの最中に、
盾となって、クライエントと
全身全霊で対峙することがあります。

こういう風に考えると、
この先、どれだけ全身全霊の時間を
持つかが、人生の質を決めるな、
と気づきました。

あなたはどうですか?

10連休であってもなくても、
令和が始まるこの時期に、

全身全霊という軸で、
ご自分のこれまでとこれからを
見つめてみてはいかがでしょうか。

何かに気づいたら、
お便り待ってます。

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋&人事屋

LABプロファイル®
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トランスフォーメショナル
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