20代後半のころ。 母、その友人、私の3人で、シンガポールに行きました。
母たちの高校の同級生で、アメリカの男性と結婚した方が住んでおられ、その方に会うのを兼ねた、観光旅行でした。
その方は、ご主人の海外勤務に帯同してシンガポールにおられました。
夜、おうちのマンションの バルコニーで、その方がおっしゃったことばが、強く印象に残っています。
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今が一番しあわせ
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アメリカの大企業の幹部の、東南アジアへの赴任です。
会社の費用で、メイドつき、高級マンションでの生活です。 いわゆる、何不自由のない生活なので、その意味の幸福感は、もちろんあったことでしょう。
でも、それとは次元の違う力強さと清々しさを感じました。
ことばもよく通じない人と結婚して、日本から見知らぬ土地にわたり、どんな苦労あったことか。本人にしか わからないことが、たくさん、あったことと思います。
当時、その方は、50代前半。そういう年月をすべて経て、その後に、
今が一番しあわせ、
とおっしゃっていたように、私には聞こえました。
その頃(1980年代)、50代の日本の女性で、今が一番しあわせ、と言いきれる人がどれくらいいるか?
そんなに多くはないだろう、と感じました。
このおばちゃん、すごいな~
それが、率直な感想でした。
ぼーっとリラックスした時間にきいて、今でも覚えているということは、「今が一番しあわせ」という世界観が、もしかしたら、私にインプットされたのかもしれません。
?
弘子さんとおっしゃいます。 今もアメリカでご健在です。
弘子さん、大切なことを教えてくれて、ありがとう。
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坂本 夏子