【飛躍のヒント】#151 バナナとブドウの逆張りの法則

あなたは、バナナは好きですか?

私、好きです。

では、むくとき、どちらから、
むきますか?

上から?

上、というのは、バナナの木に
近い、房の束の部分。

うーん、わかりますかね?
わかりますよね?

それとも、下から?

私は、ずっと、上からむいて
いました。

上のほうに、手の親指の爪で
横に傷を入れて、そこから、
皮を下にむきおろします。

でも、そうすると、バナナの上の
方の身が、ぐにゃ、となって、
なんだかな~、って感じることが
ありました。

で、ある時、TVで知ったのです。

バナナは、下からむくほうが、
やりやすいって。

下の、黒い部分からむくのです。

やってみると、カンタン!!

黒い部分に爪を入れるので、爪が
汚れるのが難点ではありますが、
むきやすさは、断然、そちらの
ほうが、上です。

それ以来、バナナは、下からむく
派です。

では、ぶどうは、どちらから
むきますか?

上、つまり、枝につながる、黒く
て小さな、粒状のかたまりの
ある方から?

それとも、反対側から?

私は、なんの疑いもなく、ずっと、
上からむいていました。

すると今日は、ブドウをきれいに
むくには? を、TVでやって
いるではないですか。

品種は、ピオーネ。

あの、マスカットと巨峰が掛け
合わさった、大粒の、甘くて
おいしいぶどうです。

ピオーネも、下からむいたほうが、
きれいにむける、という実演を
していました。

下、というのは、つるっと、
皮だけの部分です。

手元にブドウがなく、まだ、実検
していないのですが、今度、
やってみます。

バナナも、ぶどうも、長年、
こっちからむくのが「あたりまえ」

と思っていたのとは、逆の方から
むくほうが、きれいにむける
のです。

へーっ!

そこで思ったのです。

私たちの身の回りには、仕事でも、
人生全般でも、この手のことって、
たくさんあるのではないかと。

疑いもなく、こっち、と思って
やっていたことが、実は、逆を
やった方が、より、うまく
いったり、カンタンだったり。

ことばも行動も同じ。

私は、成功パターン Top 3 だの、
どつぼパターンTop 3だのと
言って、

人生や目標達成という大きな
コンテクストでは、

すぐ動く<主体行動型>
目的に向かう<目的志向型>
自分で決める<内的基準型>を

おススメしています。

逆ばかりをやると、どつぼ、で、
病気への道、まっしぐら、
なんて、言っているわけです。

でも、時と場合によっては、
ピンポイントで、逆をやった方が
いいことがあります。

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一番、大切なのは、まずは、今、
自分が、どちらのパターンを
使っているかを意識すること
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つまり、現状把握。

そして、自分のゴールや目標、
あるいは解決したいことに対して、
うまくいっているのか、
いないのかを検証する。

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うまくいっているなら続けるし、

ズレているなら、逆をやってみる。
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それが大事かな、って、
ブドウのむき方を見ながら、
思いました。

では、また!

坂本 夏子

ことば屋
トランスフォメーショナル・
コーチ®
LABプロファイル®
マスターコンサルタント