【飛躍のヒント】教師による子供の洗脳?

小学校1年の時の担任の先生の、
とある教えを、50年以上、
守り続けている坂本夏子です。

今日、とても深く、考えさせられる
話を聞きました。

早速、シェアします。

ちょっと、政治色のあるテーマです。

現在36歳の男性の話です。
アキラさん(仮名)としましょう。

彼が小学校1年生の時、
音楽の授業で。

ちょうど、平成が始まった頃です。

音楽の教科書の最後のページには
君が代が載っていたそうです。

その時、先生が、

「この歌は、人を殺した人の
歌だから、歌ってはいけない。」

と言い、

そのページに別の歌の紙を
貼らされた、とのこと。

先生の説明は、

「これは天皇の歌。天皇が戦争を
起こし、多くの日本人が死んだので、
天皇は人殺し」「歌ってはいけない」

だったそうです。

それを聞いたアキラさんは、
君が代は歌ってはいけないんだ、
と信じて大きくなりました。

そして、彼が中学生になった頃、
TVでサッカーの日本代表が、
君が代を堂々と歌うのを見て、

「君が代をあんなに堂々と
歌っている人がいる。

君が代って、歌っていいんだ!

と、目からウロコだったそうです。

中学では、自衛隊のことを教わります。

先生曰く、

「日本の憲法は平和憲法。
自衛隊は憲法違反」

そして、彼は「自衛隊は悪いもの」
と信じて成長します。

高校生になると、同級生の友人が、
なんと、

「自衛隊に入りたい」

と言い出します。

アキラさんは、自衛隊みたいな
悪いところに、入りたい人がいるんだ!

と、ここでも、驚きます。

友人に理由を尋ねると、
家族や国を守りたいから。

友人は、希望どおり自衛隊に入り、
お互い、二十歳になりました。

その友人が自衛隊をやめたいと
言い出すのです。

「どうしてだ?」と、ワケを尋ねます。

友人は、こう言いました。

毎週、週末になると、基地の周りで、
「自衛隊反対」「出ていけ」

という住民の攻撃にあう。
それがいやになった。

アキラさんは、友人に、
「そんなことでやめるな」と勇気づけ、
友人は思いとどまり、
今も自衛隊で活躍しているそうです。

この話を聞いて、私は、いろんな
ことを考えました。

例えば、、、

現代の日本で、しかも、義務教育の
現場で、教師の個人的な見解が
生徒に押し付けられる、
なんてことが、起こっていたとは。

先生による生徒の洗脳ではないか。

学校現場の日の丸・君が代問題って、
聞いてはいたけど、
こういうことだったんだ。

私自身は、その手の経験が
ありませんでしたので、

へーっ!!!  でした。

自分の無知に気づくと同時に、
そういう経験をせずに済んだ
自分の子供時代を、ありがたく
感じました。

そのストーリーをシェアしたあと、
アキラさんは、民主主義について
語ります。

実は彼は、次の総選挙に立候補
する予定だとか。

彼曰く、民主主義の神髄は何か、
というと、

多数決を原則としながらも、
少数派の意見を尊重すること。

私はこれまで、
民主主義ときいてまず連想するのは
国民主権と思想言論の自由
でしたので

多数派 vs 少数派 という観点は
新鮮でした。

で、今日、なぜ、この話を
メルマガに書いているかというと、
別に、君が代、自衛隊論議を
したいわけではなく、

学校教育や先生を批判する
意図もなく、、

自分の中の多数派 vs 少数派
について、考えてみませんか?
というご提案をしたかったのです。

例えば、
昔、親や先生が ○○ と言っていて、
自分でも信じてしまっていたけど、
心のどこかに、違和感があった
ことなど、ありませんか?

あるいは、自分で勝手に、
「○○であるべき」
「xxであってはならない」と、
信じていたけど、

心の深い所で、実は、別の願望を
持ち続けてきたことなど、
ありませんか?

そういうことって、自分の中の
「少数派」なんじゃないかと
思うのです。

それを封印することなく、
表に出してみると、それがあなたの
本当の自由につながるかも
しれません。

それを大切にして欲しいな、
と思います。自分も含めて。

さて、冒頭でお伝えした、
小学校1年生の時の
私の担任の先生の教えとは?

ほぼ、人生初公開いたします。
コレです↓↓↓

「人の話を聴くときは、
その人の方に体と顔を向けて
聴きましょう。」

「教室で、自分より後ろの席の
お友達が発表している時は、
椅子や体の向きを変え、
その人を見ながら聴きましょう。」

これをずっと続けています。

1:1で誰かと話すときは、
簡単ですが、

例えば、大きな会場で人の話を
聴いていて、自分の席から
その人が見えないと、

移動したり、体や顔の向きを
調整したりして、その人が見える状態を、
必ず確保します。

同じ場所にいるのに、顔を見ずに
声だけ聞こえている状態では
コミュニケーションをとっている気が
しないのです。

今日のアキラさんの話も、最初、
私の席から彼が見えなかったので、
移動して聴きました。

いい洗脳をしてくれた
担任の先生に、大感謝です!

先生に敬意を表し、お名前を書きます。
千葉県千葉市立 都(みやこ)小学校、
宇田川 龍子 先生でした。

今頃、どこで、どうして
おられるでしょうかね~。

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋&人事屋

LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル・
コーチ®
人事コンサルタント

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