【飛躍のヒント】No.1は湯崎英彦さん

坂本夏子です。

今日は74年目の8月6日。
広島では平和記念式典が行われました。

この頃、毎年、
式典で壇上の人々が発することばに
注目しています。

今日はそれがテーマです。

スピーチをしたのは、この7人。

1.広島市議会議長

2.広島市長

3.子ども代表(小学6年生ふたり)

4.総理大臣

5.広島県知事

6.国連事務総長
(事務次長による代読)

この中で、
私の心を最も打ったのは、
県知事の湯崎英彦(ゆざき ひでひこ)さん。

なぜか?

自分のことばで、
自分の信じるところを、
語っていたからです。

しかも、
普通の話し言葉で、素直に。

うわっつらの能書きではなく、

あー、この人は、ほんとに、
そう思っているんだな、って
伝わるのです。

こんな話でした。

広島の復興の光に触れ、

復興の影に触れ、

そして、続けます。

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そのように思いを巡らせる時、
とても単純な疑問が心に浮かびます。

なぜ、74年たっても、
癒えることのない傷を残す核兵器を
特別に保有し、

かつ、

事あらば使用するぞと
他を脅すことが許される国が
あるのか?

中略

明らかな危険を前にして
「これが国際社会の現実だ」
というのは、

現実という言葉の持つ
賢そうな響きに隠れ、実のところは
「現実逃避」しているだけなのでは
ないでしょうか。

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スピーチの最後で、
広島県として何をしていくか、
という知事の立場からの発言が
あるのですが、

そこに至るまでは、個人として、
自分が信じることを述べていた
印象が強いです。

そこに私は、彼の人としての
一貫性を感じました。

もちろん、こう書くからには、
私は、湯崎さんに個人的に
賛同しています。

ですが、
ポイントは、それを主張すること
ではなく、

自分のことばで、
自分の信じることを述べると伝わる
ということです。

おそらく、物議をかもすテーマで
あればあるほど、そうなのでは
ないでしょうか。

あなたは、本当はそう思っているのに、
しかも、大切なことなのに、
”諸般の事情で” 言わずにいる
ことはありますか?

もしあれば、
思い切って、言ってみたら
どうでしょうか?

メッセージと言い方を
工夫する必要はありますが、

言わないことは、
湯崎さんの言うように、
それこそ現実逃避なのかもしれません。

で、今朝、私は5時に起き、
4年ぶりに早朝の平和公園(式典会場)に
足を運びました。

式典は車のラジオと
YouTubeでチェック。

よそ者だったのに、長い間に、
かなり広島人になってるって
気づきました。

今日の式典をまだご覧になって
いない方は、よろしければ、
どうぞ。

小学生の「平和への誓い」も
おススメです。

小学生は 26:30より
湯崎知事は37:26より

ではまた!

坂本 夏子

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