【飛躍のヒント】つなぐ

坂本夏子です。

ラグビー、日本はついに
決勝トーナメント出場です。

次の南アフリカ戦も
”国民的イベント” になりそうですね。

近々の行事で、私がもう一つ
注目しているものがあります。

10/22 の天皇の即位の礼です。

というのは、、、、

1990年の平成の即位の礼を
私はよく覚えています。

テレビで儀式を見て感動しました。

”古式ゆかしく”ということばが
ピッタリの光景。

まるで、
ひな人形から飛び出してきたのか、
と思うようなカラフルな装束の人たちが、
皇居の庭にズラッとならび、

厳かに堂々と、
現代の法律に基づいた実務として、
儀式を取り行っているのです。

すごいな~、って。

外国からは国家元首級の人々が
たくさん参列していて、彼らは、
あの儀式を見て、

近代的な先進国家・日本の中にある、
伝統や独自の文化に、少なからず
心を打たれたり敬意を抱いたのでは
ないかと、勝手に想像しました。

どーよ

という、えもいわれぬ
誇りと祖国愛がわき起こったのを
覚えています。

なので、
あの儀式をまた見るのが
楽しみなのです。

以上が私の素人感覚なのですが、
10/10 の日経新聞に
面白い記事が載っていました。

王敏さんという
比較文化研究者の視点です。

王さんは中国人で、
法政大学の教授とのこと。

彼女がいうには、

即位礼には中国文化の影響を
受けている部分があり、
宮中祭祀に似たものが
中国の古代にもあったそうです。

そして、
今の中国にはなくなってしまったけれど、
即位礼は、

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紀元前の始皇帝の時代の風が
いまも吹いているようなものです。

皇室文化はアジアが共有した
伝統文化の核心的部分だと思います。

人類文明史と漢字文明史の角度
から見ても皇室文化は
稀有の存在といえます。

こうした文化を日本史の明暗を
超えて伝える苦労も
大きかったでしょう。

連綿と続く歴史をありのまま
守ってきた国民も
たたえられるべきだと思います。

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平成のときに私が感じた、

どうよ! にっぽんスゴイでしょ!

のココロを

王さんが
専門的に解説してくれました。

で、ここからが、今日の本題です。

日本人は、
つなぐのが得意な民族ではないのか、
って、この頃、思います。

スコットランドとのラグビーの
試合でも、怒涛のごとく
パスをつないで点をとった場面が、
TVに何度も出ていました。

陸上の男子400メートルリレーでも、
日本は、このところメダルの
常連ですよね。

バトンパスの技術の高さは、
世界一というじゃありませんか。

バトンパスも、つなぐこと。

”つなぐ” ことへのこだわりというか、
マジメさが、

この国の集合的無意識の中にあって、
それが、日本や日本人の力の
一部なのかもしれません。

なんとなくですが、そう感じます。

とすると、
”つなぐ”という視点で、
仕事や人生をとらえてみると
発見や創造がありそうです。

あなたは、何をつないでいますか?

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋&人事屋

LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント