【飛躍のヒント】HIV / 引き寄せの法則って本当ですか?

坂本夏子です。

HIVシリーズ、続けています。

人事部の障害者雇用・推進
マネージャーだった頃の話です。

一旦は問題が起こったものの、
いい感じで切り抜け、その後、
当事者や関係者との関わりにより、

HIV陽性者を積極的に採用する、

と決めたところまで、
お伝えしていました。

そのあとの展開です。

とある部門の長に話をもっていくと、
乗ってくれました。

彼は、そのテーマへの感度があり、
支援者とのつながりも
あるというのです。

やったね!

いくつかのルートを通じ、
求人活動をしました。
複数の応募があり、一次選考で、
お二人にしぼりました。

応募の段階で、以前の、

「OK -> 問題 -> 解決」

の経験を、ご本人たちに伝え、

「当社では、障害名を社内で開示
していただく必要があります。

ただし、勉強会その他、
理解促進のための手を打ち、
偏見を防ぎます。

それでよいですか?
懸念があれば、お聞かせください。」

と話したうえで、ご本人たちと、
進め方につき、合意しました。

その後、直属の上司になる
マネージャーに話を持って
行ったのです。

まず、職務経歴書を見せて、
経験・スキル的にOKかどうかの
判断を求めました。

OKとのこと。

その後で、障害名を伝えました。

もし、彼に抵抗感があると、それを
まずクリアする必要があるので、
ドキドキです。

HIV?

あー、大丈夫!
HIVはまだいいのよ。
ツエツエバエなんか、大変よ!

何それ?

私は初めて知ったのですが、
その人は、以前、アフリカで
仕事をしていました。

アフリカには感染症が多く、彼は、
事情に詳しかったのですね。

HIVは、感染の広がりという点で、
問題が少なく、ツエツエバエを
媒介とした疾病のほうが、
うんと大変、
という認識を持っていたのです。

直属の上司も乗ってくれたので、
あとは、進めるだけです。

次のステップは、
社内の勉強会ですが、その前に、、、

当時の私(15年前)は、夢中で、
前に進んでいました。

今、振り返ってみると、
私は仲間を引き寄せたのかも、
と思います。

というのは、

私自身が、当然OKと信じて
進めたことが、意外な形で、
問題となり、

その後の学習活動で、

「自分たちは自分たちを守ること
ばかり考えていたけど、
相手を守る発想が必要なんだ」

と気づくわけです。

そこで、いわば、一皮むけた私が、
様々な人とのつながりを通じて、

HIV陽性者の持つ
可能性に気づき、

積極的に採用しよう!

と、思考が発展した。

小さかった自分に気づいて、
それを認め、そこから新しく
進むことを決めると、

次から次へと、いい展開が
起こるのを、他にも経験した
ことがあります。

これって、人の脳の働きである、

ミラーニューロンや
メタ無意識や
集合無意識の働き

を通して起こったことだとしても、
不思議はないな、、、

と、今、思うのです。

今日は、そのメカニズムを
解説するのが本題ではないので、
ここで留めますが、

もし、あなたが今、達成したいこと
があるけど、ドンづまったり、
空回りしている感じがあるなら、

一旦、目の前の課題から離れ、
自分を一皮むけさせることに、
トライしてみるのは、アリかも
しれません。

その時、おススメするのは、
【飛躍のヒント】スタート時に
シェアした質問を、
自分にしてみることです。

=============

1. その(ネガティブな)
出来事から、私は何を
学べばよいのか?

2. 何のために、私は、その
出来事を引き起こしたのか?

3. どのような制約を自分に
かけていたのか?

=============

出来事を引き起こした、とは、
自分が引き起こした、という
ように、原因を自分に求める
考え方です。

制約とは、あなたの、思い込み、
信じ込みです。

次回は、社内の勉強会のお話を
します。みんなのエネルギーが
はじけて、つながりました。

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋&人事屋

LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォメーショナル・
コーチ®