【飛躍のヒント】池江璃花子さんの白血病とパリ五輪

坂本夏子です。

このところ、
Zoom オンライン放談サロンの
特典だった個別セッションを、
丸岡満美さんと一緒に、連日、
やっております。

昨日のセッションのテーマは、
「自分に自信がなく、
自己肯定感を高めたい」でした。

ご相談者は小学校のときに
イジメにあったり、もともと、
お母さんとの関係がうまくいって
いないとのことです。

程度は人それぞれでしょうが、
その手のネガティブ体験って、
かなりの人が持っているように
コーチングを通して感じています。

そんな体験を放置していると、
それがその人の脳の中では
「未完了」のデキゴトとして残り、
それが知らず知らずのうちに、
その人の無意識に悪影響を及ぼし、

結果として物事がうまくいかない、
願いがかなわない、といったことが
起こってきます。

昨日のセッションでは、
私がメルマガで時々お伝えしている、
ネガティブなことが起こったときの
テッパンの質問もしました。

何のためにそのデキゴトを
私は引き起こしたのか?

(何のために、友だちに自分を
イジメさせたのか?)

もし仮に、
神様が意図的にそうしたとしたら、
神様の意図は何だったのか?

そこに肯定的な意図があったと
気づくと、そこからギアが変わり、
人は浮上していきます。

セッションのあとのご相談者の
コメントはこれでした。

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メルマガを読んでいて、
知ってはいたけど、
それを自分のことに関連付けて
考えたことがなかった

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うーーーん、
いかに、自分のこととして
読んでいただくかについては、
工夫をしているつもりですが、
まだまだ、先は長いですね。

じゃあ、ということで、今日は、
有名なアスリートの病気を
とりあげます。

わかりやすい例なので、
自分のことにも関連付けやすいかなと
思いました。

水泳の池江璃花子選手です。
東京オリンピックでの
活躍を期待されながら、
去年の2月に白血病と診断され、
治療に専念。

最近はプールに戻り、
2024年のパリオリンピックを
目標にしていると報道されています。

個人的には、
私はとても応援しています。

彼女の病気が公表されたとき、
血液の病気なので、私は、
「人生に喜びがなくなっている」
という感覚がご本人の中にあるのかもと、
読みました。

これは私がやっている
トランスフォーメショナルコーチ®
の世界では基礎知識のひとつです。

さらにオリンピック出場が
かなわなくなったのだから、

「心の深いところでは、池江選手は
オリンピックに苦痛を感じ、
避けたかったのかもしれない」

と推測しました。

というのは、、、

ネガティブなことが起こったときに、
その「結果」を見るとわかるんですね。

その「結果」を得るために
原因となるデキゴトを引き起こす、
という性質を、
私たちの無意識は持っています。

例えば、交通事故にあって、
仕事を休まざるを得なくなり、
保険でお金が入ったとしましょう。

その場合、
結果 = 休みとお金を得た、
です。

その結果を得るために、
本人の無意識が、わざわざ、
交通事故という「原因」を作った

というわけです。

「交通事故」が原因で、
「休み&お金」が結果、
ではないのです。

信じられない、って思うかも
しれませんが、無意識(潜在意識)は、
そういうことをしでかします。

無意識は素直で単純なので、
良い・悪いの判断はしません。

なので、池江選手の場合、
本当は東京オリンピックに
苦痛を感じていて避けたくて、
だから白血病という手段を
使ったのでは? という
推測が可能です。

実際、先日、NHKの番組で、
池江選手本人がこんな趣旨のことを
言っていました。

「病気になってオリンピックを
断念せざるを得なくなった時に、
正直、ホッとした部分もある。」

「以前、日本新記録を連発していた頃、
新聞に、”池江、また日本新”
みたいに書かれて期待されるのが
いやだった。」

華々しい実績の影に、
そんな気持ちがあったのですね。

だとしたら、本当はいやだった、
だから病気という “手段” を使った、
という仮説と符合します。

TVでみる最近の様子では、
吹っ切れて、水泳を楽しんで
いるようです。

昨日は、かつらをとった、
地毛の短髪の姿を披露されていました。

私は美しい、私はかわいい、
と自分で思えばそれでいい、

といったことばも発していました。

あれだけのトップアスリートですから、
池江選手は、おそらく、今、
「何のために私は泳ぐのか?」を
ご自身の中で、より鮮明に
しているのではないでしょうか。

そして、周囲の期待に応えるため、
などではなく、

自分で決めた目的のために、
自分の基準で、自分のペースで
泳いでいくとの覚悟を決めつつ
あるのかもしれません。

その先にパリがある……。

というか、あってもなくても、
すばらしい人生を歩いていかれる
ことでしょう。

白血病、コロナ、
しつこい腰痛、
イジメ、親との不仲、
恋愛、仕事の人間関係

オリンピック、
ビジネス、
会社の仕事、などなど、

テーマは人それぞれですが、
メカニズムは同じです。

人生を俯瞰するときの
参考にしていただければ幸いです。

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋&人事屋

LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント