陰陽って何ですか?
これ、私にとって、疑問でした。
陰陽は中医学の基本です。 昨日も登場した、中医の H 先生が、ある時、禅問答のようなことを、ぼそぼそっと、つぶやき ました。
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陰は陽の守りにして、
陽は陰の使いなり
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えっ!?
先生、それ、書いてください!
すると、ことばとともに、図も書いてくださいました(写真)。
「衛」の周りを何かが回っているような図です。
私はその紙切れを手帳に入れて持ち歩いていましたが、それ以上には、発展しませんでした。
3年後。
とある大きな出来事があり、突然、陰陽の解釈が私の中に降りてきました。
こういうことではないのか?
陰 = 土台
陽 = そこから生まれる結果
例えば、
スキル(陰)があって、仕事ができる(陽)
メンバー同士の適切なコミュニケーション(陰)があって、成果がでる(陽)
信頼 (陰)-> 売上 (陽)
燃料とメンテナンス(陰) -> 機械が動く(陽)
五臓六腑が互いに作用(陰) -> 健康 (陽)
陰も陽もどちらも大事です。
ここまで考えたら、これって、何かに似てるな、と気づきました。
「7つの習慣」の、「PとP/Cのバランス」です。
P (Production) = 目標達成
P/C (Production Capability) = 目標達成能力
陰陽と一緒じゃん。
そうすると、数日前、【飛躍のヒント】#37に書いた、「おかげさま」ということばと、ドンピシャ、つながりました。
「お陰さま」です。 まさに、陰、です。
つまり、お蔭さまとは、「あなたが私のためにしてくれた ○○ が、私の土台となって、私は xxx の 結果を出すことができました」
という意味の、感謝のことばだったのです。
それに気づいたとき、私は、H先生の書いてくれた紙切れを、手帳に入れていたことすら忘れていたのですが、3年たって、ようやく禅問答の謎が解けた気分でした。
– 陰陽という中国の思想と、
– 7つの習慣という、アメリカの学者の提唱した概念と、
– おかげさまという、日本に昔からあることばと、
– H先生が
私の中でつながりました。
私は陰陽の専門家ではなく、ここに書いていることは私の仮説でしかありませんが、自分でひらめいて、納得したので、信じたもん勝ち。
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坂本 夏子