【飛躍のヒント】善玉菌 悪玉菌

坂本夏子です。

おとといのメール

1+2 = 自分の世界

で、私はこんなことを書いていました。

ブータンの友人のFacebook の
投稿をきっかけに、

ともすれば、
私たちが対立とみなしたり、
分離した別物と捉えがちな
二つのことは、

両方とも重要で必要で、
連動していると、
改めて悟った、と。

木が上に伸びるためには、
下に根を張る必要があるように、
下があっての上であるわけです。

それと同じで、

闇があるから光がある。

陽があるから陰がある。

答えがあるから問いがある。

女がいるから男がいる。

左があるから右がある。

海があるから山がある。

損があるから得がある。

波があるから凪がある。

悪があるから善がある。

結局、どちらも必要で、
どちらか一方では、人生も、
この世界も成り立たない….。

すると昨日、TVでやっていた
カラダのことが、まさにそれを
象徴していて、
とても腑に落ちました。

なので、今日はそのお話です。

テーマは腸内細菌。

私たちの腸には、ビフィズス菌、
大腸菌、乳酸菌など、いろいろな菌が
生息しています。

どんな菌がどのくらいの割合で
いるかが、腸内の環境を決め、
それが体の状態に影響を与えます。

それらの菌は、健康維持のために
必要なものもあれば、
病気の引き金になるものもあり、
善玉菌、悪玉菌と呼ばれています。

で、面白いことに、健康な人でも、
必ず、善玉菌、悪玉菌の両方を
持っているのだそうです。

善玉菌だけでは、
人体は成立しないのです。

とある製薬会社のウェブサイトには、

「健康の維持・増進には、
善玉菌が優位の腸をつくる必要が
あります。」

とあるので、
善玉菌を土台とすべきようですが、

悪玉菌も必要。

そうなのです。

これはまさに、

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清濁あわせのむ

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ってことですよね。

6/5 の
新・生きる目的
では、こう書いていました。

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清濁あわせのむ

そのことばの私の解釈は、

清なるものを
軸としつつ、
そうでない濁も飲み込み、

そこから
より大きな清を作りだすこと。

つまり

清と濁を統合することで
より大きな清を作るのです。

清は、
善、幸、誠、信頼、平和、喜び、
ポジティブ、つながり、希望
などと考えることもできます。

濁には、
悪、不幸、嘘、裏切り、戦争、
怒り、ネガティブ、孤独、絶望
などもあるでしょう。

それは場面や、
人それぞれで様々です。

清と濁の統合の方法は、

濁に光をあてること。
濁を多角的に見ること。

清だけを見ていては
だめなのです。

濁を経験しないと、
人の濁を理解することも
できません。

そうやって出来上がった
新しい清は、
私にとって
より深みの増した、
より柔軟な、より幅の広い清。

それがまさに、
私にとっての新しい王道です。

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その時にイメージしていたことと、
善玉菌・悪玉菌の話が、
ストンとつながりました。

善玉菌はその人の軸です。
とても重要。

そして、
悪玉菌の役割は何かというと、、、

善という軸を際立たせるものであり、

いざというときに、
善を助ける役割を担っている
のではないか、

と思えてきました。

存在する以上、
必ず価値があるはずです。

もし、あなたが今、
自分の中の「悪玉菌」と
格闘しているなら、

それを否定したり
ふたをしたりせずに、

そこに光をあて、
多角的に見てみましょう。

きっとそれは、
あなたをもっと輝かせる
原石であるはずです。

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋&人事屋

LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント