【飛躍のヒント】雅子さまの涙

坂本夏子です。

今週末は、天皇陛下の即位関連の
イベントがありましたね。

昨日は国民による奉祝の祭典が行われ、
今日は国事行為としての祝賀御列の儀。

どちらもイベントとして
上質で、華やかで、軽やかで、
私はとても温かい気持ちになりました。

そして、国民の一人として、

「ご即位おめでとうございます」

と、心から祝意を覚えました。

パレードが、予定されていた
即位礼正殿の儀の直後ではなく、
奉祝祭典の翌日に延期されたのは、
結果としてよかったのではないか、と
個人的には思いました。

この二日間で、
私にとって最も印象に残ったのは、
雅子さまの涙でした。

今日はそのお話です。

昨日は、
嵐による奉祝の歌を聞きながら、
涙ぐんでおられましたし、

今日は、パレードの最後の方で、
目を潤ませておられたように
お見受けしました。

何の涙だったのでしょうか?

私の勝手な推測ですが、、、

長い間メンタルの病で苦しまれ、
務めが果たせない状態が続き、
でも、もはや、やるしかない
立場に立たれたわけです。

この半年、
TVで見る限りではお元気そうですが、
ご本人のお心の中には、もちろん、
本人にしかわからない大変さが
あるでしょう。

そうやって、一生懸命、
務めを果たしてみると、
国民がこれだけお祝いして
くれている。

それを目の前にして、
雅子さまは、これまでの歳月が
無駄ではなかったとお感じになったり、
国民の熱き心に励まされたりして、
涙になったのかもしれません。

私は思わず、今日のパレードを
TVで見ながら雅子さまに対し、

「よかったね」

とつぶやいていました。

そして、
彼女は何のために
”苦しみ” と称されるであろう
経験をする必要があったのだろうか?

彼女が、この世界で
果たすべき役割は何なのか?

と、問いかけてしまいました。

もちろん、
皇后としての役割はありますが
日本の皇室で初めて、
職業経験のある女性として
皇太子妃となり、

長い間、病のために、
仕事から遠ざかっていたという
経歴があるわけです。

だとするならば、
停滞の時期があったとしても、
人はいくらでも復活し、
活躍することができることを
示す役割があるのかもしれません。

そういう象徴になる可能性を
秘めておられます。

私は、これまで、雅子さまの
ことばを聞いたり読んだりしながら、

LAB プロファイル®パターン
= 言語・脳内・行動パターン
を見ていました。

最も特徴的だったのは、
強い<反映分析型>です。

公務から離れておられた間は、

問題に目を向ける<問題回避型>

人を気にする<外的基準型>

与えられたルールに従う
<プロセス型>

もたくさん入っていただろうと、
容易に想像できます。

これからは、

目的にフォーカスする<目的志向型>

する・しないを言い切る<主体行動型>

自分の中に基準を持つ<内的基準型>

未来に目を向け、
自分で答えを作りだす<オプション型>

のことばや行動が増えるだろうと
心より期待しています。

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋&人事屋

LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント