【飛躍のヒント】#100 大きく見ますか? 小さく見ますか?(スコープ)

人の話を聞きながら、 何が言いたいの? と イラっときたことはありますか?

細かいことを大切にして、 丁寧にやることは ありますか?

でも、初めて聞くことで、いきなり細かい話が出てくると、ついていけなくなったり。

ここにもパターンが潜んで います。

<カテゴリー> スコープ Scope

ものごとを、どのくらいの 大きさのくくりで扱うかを見る、 カテゴリーです。

大きいか、小さいか?

パターン:「全体型 General」

大きくとらえます。 全体を見ます。

– 俯瞰する
– 概要、要点、上位概念を 知りたがる
– 全体像を扱うのが得意
– 概要から話す
– 情報を、階層に分ける
– 細かい作業を続けるのは苦手

パターン:「詳細型 Specific」

小さくとらえます。
詳細を見ます。

– 理解するのに詳細を必要とする
– 詳細を扱うのが得意
– できごとを話すのに、順を追って、細かく話す
– 固有名詞を多く使う傾向がある
– 全体を把握したり、優先順位をつけずらいことがある

私の友人で、「エンタープライズ ビュー(企業全体がどうなって いるかという視点)」ということば をよく使い、細かい話になると、「あとは任せるから」と言って、立ち去ってた人がいます。

「全体型」ですね。

「詳細型」の特徴にぴったりな人も知っています。

外科医が、「ざっくり、このあたりにメスを入れて、ズバッと切って、あとは縫うだけ」と言いながら手術をしているとしたら、 怖くないですか?

新聞記事には、両方のパターン が入っています。

必ず、見出しと 本文で成り立っていますし、

一面トップの記事だと、「見出し」で要点を伝え、 「リード」で要約し、 「本文」で詳細を伝えます。

「全体型」と「詳細型」が ぶつかると、互いにイライラ します。

「全体型」に効くことば (影響言語)

(例)
ざっくり
ズバリ
まとめ
ビッグピクチャー

「詳細型」に効くことば (影響言語)

(例)
細かく
丁寧に
100%と99%の差
ディテール

仕事をうまくやるには、両方の パターンが必要なので、おススメ なのは、

今、自分が、どちらのパターンに入っているか?   と、時々、あるいは、煮詰まっ 時に、意識することですね。

私の師匠は、よく、 ズームイン、ズームアウト、 これを行ったり来たりしなさい、 と言っていました。

詳細に入り込んで見たり、引いて大きくみたり。

すると、新しいことに気づきます。

ブレークスルーコーチ x
LABプロファイル®
マスターコンサルタント

坂本 夏子