【飛躍のヒント】情報リテラシー

坂本夏子です。

「あんた、しつこいね」
と言われそうなんですが。

でも、
私も、日々進化中、かつ、
抽象的な次元で、
誰にとっても大事なことだと
私は信じているので…..。

前回のメールで、
「誰も言わなきゃ私が言う」
と題して、
トランプさんの退任のことを
お届けしました。

その中で、
彼の最後のスピーチを
英語と日本語で載せていました。

あのとき、
1か所、どうしても聞き取れない
単語があって、(?)と書いたんですね。

翌日、もう一度、聴いてみました。

それまでのノートPCではなく、
スマホで聴いたら、
はっきり聞きとれ、さらに、
もう1か所、変更が必要な部分を
発見しました。

よし、修正しよう!

そして
メルマガを読み返しました。

で、気づきました。

「えらくネガティブ感が強いな~」

「これが私の言いたいことではない」

「はい、書き直し!」

というわけで、
英語と日本語をマイナー修正し、
誠実に内容を加筆修正しました。

「誰も言わなきゃ私が言う」バージョン2
です。

そして、
それをFacebook に載せました。

すると、
共感してくださった方がいて、
お二人からコメントをいただきました。

==============
大切に読ませていただきました。
どんな人でもいろんな側面を
もっていて、関わる人が変われば
自分から出てくる側面も変わる。

(中略)

私なりにトランプらしさを
感じ取ることができました。
ありがとうございました。
==============

==============
夏子さんのご意見に
深く共感いたします。
報道の偏りともトランプ氏は
戦っていますよね。

ニュースは、編集も酷いもので、
視聴者は反トランプに
誘導されてしまいます。
個人が情報リテラシーを
磨かなくてはいけないと改めて
強く感じています。
==============

お二人とも、
大切なことを書いてくださっています。

お一人目は、人が持つ多面性と、
お互いの関係の中から、
自分が感じることが変わることを。

お二人目は、
報道の偏りと個人が情報を見極める
必要性を。

どちらも、
私が伝えたかったことであり、
それを受け取っていただき、
ありがたいと思いました。

で、ここからが今日の本題。

お二人目の方が書いてくださった、
「情報リテラシー」について、
取り上げます。

リテラシー (literacy) ということば、
よくご存じの方もいれば、
なじみが少ない方もいるかもしれません。

もとの意味は、
読み書きの能力のことです。

「識字率」なんていうときも
literacy という単語を使います。

最近では、
特定の分野についての知識や
知識に基づいた能力を
意味することが多いです。

例えば、金融リテラシー、
ITリテラシーなどです。

金融リテラシーが高いといえば、
金融あるいは投資やおカネ全般について
知識が豊富で、
適切な判断を自分ですることが
できるといった意味です。

ITリテラシーが高ければ、
ITについての知識が豊富で、
ITを使いこなすことができるわけです。

では、情報リテラシーとは何か?

Wikipediaにはこうあります。

============

情報リテラシー
(じょうほうリテラシー、
information literacy)とは、
情報 (information)と
識字 (literacy) を合わせた言葉で、
情報を自己の目的に適合するように
使用できる能力のことである。

============

私は自分では、

ーーーーーーーーーーーーー
情報を見極め、使いこなす力
ーーーーーーーーーーーーー

と定義しています。

今の私たちは、
極めて多くの情報が飛び交う中で
生きています。

何が正しくて、
何が間違っているのか?

何(誰)を信頼し、
何(誰)を信頼しないのか?

グレーなものを

黒と見るのか、
白と見るのか、
判断を保留にするのか?
もっと深く調べるのか?

言っているのは誰か?

その人の根拠は何か?

意図は何か?

事実か?

解釈か?

そしてそして、

言われていないことは何か?

歪曲されているかもしれないことは
何か?

省略されていることは何か?

前提は何か?

発信者の世界観は何か?

こんな問いを、
常に発しながら
情報に接する必要があります。

そうすれば、
得た情報について
自分で考え、判断することができます。

情報を使いこなすことができます。

それをせずに、
流れてくる情報をそのまま
信じて受け取っていると、
だまされたり、操られたり
振り回されたりしますよね。

挙句の果ては、
振り込めサギです。

そこまでとはいかないまでも、
今の日本で、
いわゆるマスコ(大手新聞やTV)の情報が
NHKを含み、偏っているのは、
なぜでしょうか?

NHKを含み、と言うのは、
民放は営利企業ですから、
経営陣の思想や
スポンサーの意向に沿って、
偏りがあっても不思議はないけれど、

「公共放送」NHK は、
公正中立だと私は思っていたのです。

でも、
そうではない事例に、
次々と気づきました。

新聞もテレビも
意識的に、無意識的に、
読者や視聴者を誘導しているなと、
わかりました。

アメリカの大統領選挙は、
顕著な一例ですが、

ドラマやドキュメンタリーも
TV局側の「出したいメッセージ」に
合わせて作られているので、
要注意です。

日本のメディア情報について
フェイク、捏造ということばを
私が目にすることも増えました。

あなたはどうですか?

ネット情報は、そもそも玉石混合。

なので、
よーく見極める必要があります。

かくいう私もまだ勉強中で、
取り組みだしたのは、昨年。

大統領選挙は、いい材料でした。

メディアに出ない有料・無料の情報を
意識的に取り入れる中で、

日本や、
私たちの生活に影響を与える
政治や国際関係についての知識が増え、

トランプさんに対する
見方が変わりました。

そんな体験をふまえて
改めて書いた
誰も言わなきゃ私が言う

あなたが、個人的に、
アメリカの選挙について
どんな意見を持っている・いないかは
別として、

情報の受け取り方、といった意味で、
読んでいただければ幸いです。

PS

ちなみに、
大統領選挙に関する、
私の主な情報源は、
藤井厳喜氏、
青山繁晴氏、
西鋭夫氏、
北野幸伯氏でした。

立場も視点も異なる方々です。

このうちの三名は、
前回(2016)の選挙において、
早くからトランプさんの勝利を予測し、
的中させた方です。

日米の大手メディアとは違う視点を
お持ちだったわけで、
彼らの「目の付け所」を知り、
自分の思考回路を鍛えるために、

今年、彼らは何を言っているのか?

に、私は注目しました。

「トランプさんの方が
日本の国益にかなう」という点で
一致していましたが、
それ以外の点では、
三氏三様、四氏四様の見方をされていました。

「トランプ支持」といっても
一様でないことがわかりました。

自分にとって未知の分野において
ものごとを多角的に見ることと、
自分の意見を形成する訓練を
させていただきました。

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋

LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®

#471

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