【飛躍のヒント】#30 抽象と具体性のバランス

「強みや弱みは、別個のものではなく、同じ特徴が、よいように出れば強み。悪いように出れば、弱み」 という話を、きのう、しました。

これって、例えば、「何かにつけて、即、行動する」という特徴を持った人がいるとします。

この特徴が、状況に対してうまく出ると、

– スピードがある
– 実行力がある

といった強みになります。

出方がまずいと、

– 無謀
– 浅はか

なんてことになります。

一方、「考えることが好き」という特徴を持った人だと、うまくすれば、

– 思慮深い
– 分別がある

といった強みになります。

出方がまずいと、

– 遅い
– 優柔不断

なんてことになります。

なぜ、今、これをお伝えしているかというと、昨日、投稿した後、事例をいれたほうが、よかったかな?

と気になったからです。

なぜ、気になったのか。。。?

これまた、深いわけがございまして、過去の、部下の発言が尾をひいているのです。

その人は、私とは、大きく特徴の異なる人で、こう言いました。

=====================
抽象的なことしか言わない人って、
偉そうに聞こえるんですよね
=====================

えーっ、 そんなこと言われても~

私は、抽象的な話は好きで、むしろ、それがないとダメなので、職場で、話を抽象的に済ませていたことも、多かったでしょう。

彼には、事例のみならず、細かいことをきちんと伝えて初めて、伝わる可能性が生まれるのです(保証はありません)。

そうしないと、「偉そう」と受け取られ、大きなマイナスが生まれかねない、とわかりました。

言ってくれてありがとう、ではあるのですが、

それ以来、

– 抽象 and 具体性

を意識するようになり、でもそうすると、今度は

– わかりやすさ and 情報量 and 簡潔さ

の間で、あー、どうしよう?  状態でした。

そういう私自身も、得意なことは、抽象的な説明で、スパッとわかったとしても、不得意なことや、初めてトライすることだと、超・具体的に教えてもらわないと、手も足も出ないことがあります。

初めてお箸を使う人が、

お箸? 利き手の指で持てば簡単だよ。

なんて言われてもねえ。

あーだこーだと、自分の頭にあることを、こんなところに書くようになった今、どのあたりを狙ったらよいのか、決めかねること、多いです。

というわけで、昨日の話を、今日まで持ちこして、朝になっても、ごちゃごちゃ言っているのでした。

いい加減、 ごちゃごちゃいうのはやめて、Have a nice Saturday!

ブレークスルーコーチ x
LAB プロファイル®
マスターコンサルタント

坂本 夏子