【飛躍のヒント】相手のパターンを知っていますか?

坂本夏子です。

昨日のメールの最後に、

<物質タスク重視型>
<人間重視型は>
バランスと使い分けが極めて大事です。

って書いたところ、
読者さんから、
新鮮な感想が届きました。

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<物質タスク重視型>と
<人間重視型は>、
バランスと使い分けが極めて大事です。

のところで私は目がまん丸になり、
後ろにひっくり返りそうなくらい
強烈なインパクトを受けました。

「バランスと使い分け」…..

それだ、たぶん前職で私に
完全に欠けていたものは。

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以前の職場で
何があったんですかね~

この「バランスと使い分け」は
すべてのパターンに言えます。

よくお伝えしている

目的を意識する<目的志向型>
vs
問題を意識する<問題回避型>

自分で決める<内的基準型>
vs
人に左右される<外的基準型>

率先して動く<主体行動型>
vs
待っている<反映分析型>

のみならず、

自分で答えを創る<オプション型>
vs
所定のやり方に従う<プロセス型>

人を大切にする<人間重視型>
vs
仕事にフォーカスする<物質タスク重視型>

自分のやり方を人に求める<自分型>
vs
自分のやり方も人のやり方も
尊重する<寛容型>

などなど。

どれも、

バランスと使い分けが大事です。

バランス(配分)と使い分けを
何によって決めるかというと、
コンテクストです。

コンテクストとは、
どんな状況で、何をねらって
いるのか、という文脈のことです。

コンテクストごとに、
どのパターンでいくか、

あるいは、どのパターンを
どの配分で使い分ければ
最適かを考えればよいわけです。

それがあなたの行動戦略です。

ちなみに、
まだお伝えしていないパターンが
24個ありますが、

上記の12パターンと
<価値基準>という「大切なこと」を
おさえていれば、

60-70%の状況はカバーできると
思います。

で、ここまでの内容って、
なんか、ノウハウばかりというか、
情報ばかりですね。

まさに、<物質タスク重視型>
オンパレードの文章です。

つまんなくないですか?

そんなときこそ<人間重視型>の
出番です。

ちょっと長くなりますが、
かつての職場での
私のことを書きますね。

仕事というコンテクストにおいて、
私は、あたりまえのように
仕事にフォーカスしていました。

だって仕事なんだから。

いやだ、とか、めんどくさい、とか
えーーっ、そんな~、でも
嬉しい、楽しい、きゃー
なんてこともありましたが、

そのような感情は自分で整理して、
自分のエネルギーは100%
仕事に向けるべき、と
思っていたわけです。

論理的であることを最も大事に
していましたので、文章も論理的。

私にとって大切なのは
主張、根拠、整合性、明確さ。

でも、
そうではない人もちゃんといます。

自分のやる気や感情を論じるばかりで
「やることをやらない」人。

責任が重くなるにつれ、
そういう人々に対して
ストレスを感じたり、対立したり
ってことが増えていきました。

彼らに適切に影響を与えられない
自分にいら立ったりもしました。

そんな時です、LABプロファイル®に
飛び込んで<人間重視型>という
パターンを知ったのは。

ぶったまげましたね。

職場において、
仕事ではなく気持ちに重きをおく
という概念が存在し、
そういう人々が、事実、存在する!

驚くとともに、なかば、懺悔しました^^

部下からの感情たっぷりのメールに
論理性100%のメールを返したり
していたので。

それじゃあ、うまくいかないよねって
やっとわかったのです。

自らの意思で、主体的に、
相手に合わせる必要性を
初めて悟りました。

ことばでもそうするし、
行動でもそうします。

そうやって人の感情に目を向けると、
自分にもちゃんと感情があることに
気づきましたし、

自分の感情を整理して仕事に臨む
とうい私の特徴にも気づきましたし、

それは職場では強みに働くことに
気づきました。

<人間重視型>が強い人が
ときにスゴイ力を発揮したり
私を補ってくれることにも
気づきました。

私は豊かな人々に囲まれている。
なんて幸せなんだ~、ってね。

といわけで、
今日の結論はこれです。

もしあなたが、何かうまくいかない、
あるいはもっとうまくやりたい
という状況にあるなら、

相手と自分のパターンを見極め、
相手のパターンに自分が合わせる
ことをやってみてください。

たくさんの発見があるはずです。

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋&人事屋

LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント