【飛躍のヒント】やかん

坂本夏子です。

6日ぶりにメールしています。

この間、
何をしていたかというと、、、

少し前にお伝えした、
うちのリフォームが絶賛進行中。

台所が1週間使えず、
リビングに避難させたモノに囲まれ、
家の中でキャンプ生活をしていました。

こんな感じです。

キャンプを楽しむ工夫はしたものの、
日常の生活インフラが乱れた状態で、
生活と仕事のリズムを保つためには、
もっと戦略が必要と実感しました。

それでも、
新しい台所が出来上がり、
二日かけてモノを入れこみ、

今朝の段階で、
あと二つの作業を残すのみと
なりました。

今日はそのお話です。

二つの作業のうち、一つは、
ヤカンのお掃除です。

何を隠そう、ヤカンが、
かなり油で汚れていました。

掃除をせずにほったらかしていたので、
ステンレスのシルバーな色が
すっかり消え失せ、
全体が黄色い油膜でおおわれて
いました。

台所が新しくなったので、
それにふさわしいヤカンにしようと、
一念発起です。

きのう、
キッチンの油汚れ専用の
強力な洗剤・マジックリンを
買ってきて、説明書きのとおりに
作業開始。

布に洗剤をしみこませてふく、
とあったので、その通りにしたものの、
油はびくともしません。

それでもダメなら、
原液をそのままかけ、
5分おいて油を浮かせて
ふき取る、とありました。

まず、小さい場所で試すことにし、
ヤカンのふたでやってみたら、
みるみる、きれいになりました。

おー、これはいける!

次は、ヤカンの本体です。

ところがです。

ヤカンの本体に原液をかけても、
流れ落ちてしまい、
あまり効果はなさそう。

予想通りでした。

次の一手は?

原液が流れ落ちない工夫が
必要ですよね。

そうだ、脱脂綿(カット綿)を
使おう!

4センチ四方の純白のカット綿を
薄くはぎ、ヤカンの胴回りに
ペタペタと貼り付け、

そこにマジックリンの原液を
ビショビショとかけ、しばらく放置。

おもむろにカット綿をはずし、
それでヤカンをこすってみると、
ある程度、きれいになってきました。

でも、まだまだです。

しつこいヤツだな~、、、

さて、次の一手は?

今度はラップ作戦です。

原液をかけた直後に、
ラップをピタッとかぶせます。

ラップ君が、液が流れるのを
防いでくれます。

しばらくして、ラップを外し、
スポンジでこすってみると、
ある程度、油が浮き出て、
成果が出てきました。

でも、まだまだなのです。
黄色い表面が、半分くらい
残っています。

あなたなら、次は、何をしますか?

私の次の一手は、
メラミンのスポンジ。

あの、白くて、
はさみで好きな大きさに切って、
水で濡らして使うお掃除グッズです。

ヤカンをおおっていた頑固な油膜は、
最初からメラミンを使っても
ダメっぽかったのですが、
今度は効果ありました。

格闘、2時間、ようやく
きれいになりました。

で、この話のポイントは何?

ですよね。

再生したヤカンでお湯をわかし、
お茶を飲みながら、私は、
これって人生の縮図だな、
と感じました。

なかなかきれいにならない油汚れに、
めげることなく、次の一手、
次の一手と繰り出して、
最後はきれいにした。

その原動力は何だったのだろう?

と問いかけてみたのです。

答えは、

きれいにすると決めていたから。

他の経験でも、壁を突破した時って、
突破する以外の選択肢を
持っていないんですよね。

だから、AがダメならB、
それでダメならC、
その次はD、と、

黙々とやり続ける。

あるいは、Aを改善し続ける。

そうだったことに
あとから気づきます。

コーチングをしていても、同じ。

大きな変容を遂げる人と、
そうでない人の違いは、
コーチングを始めた時の状態の
良しあしではなく、

変化すると決めているかどうか、
変わることに本気かどうか、
だけです。

やっぱり、そこに行きつくな、と
ヤカンを見ながら思いました。

カベを突破する時の
あなたの原動力は何ですか?

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋&人事屋

LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント