【飛躍のヒント】自分へのニンジンのぶら下げ方

坂本夏子です。

時間シリーズを再開します。

始めたのが11/28 で、

「時間管理を阻害する9つの要因」

前回 12/7 が

「達成しないメリット」

でした。

だいぶ時間がたったので、
ちょっと振り返ってみます。

こんな始まりでした↓↓↓

ーーーーーーーーーーー

時間の悩みを持っている人は多く、

やりたいことが時間内で終わらない。

やりたいと思いつつ、
手をつけないまま、ずるずる、
時が過ぎていく。

やるべきことが多すぎて、
時間が足りない。
(なんで私だけ? という、
対人不満も含め)

重要でないことに、
ダラダラ時間を使ってしまう。

人からの頼まれ仕事を優先してしまい、
自分のやりたいことが進まない。

などなど。

その原因は9つあり、

1.何のために時間を使うのかを
決めていない(目的の欠如)

2.目的達成のために、
何をやり、何をやらないのかを
決めていない (戦略の欠如)

3.やり方を知らない
(戦術の欠如)

4.具体的に、何をいつ
やるのかを決めていない
(行動プランの欠如)

5.制限時間を設けていない
(期限の欠如)

6.所要時間を甘く見積もっている
(見積もりの精度の低さ)

7.達成後、あるいは達成の途中に
避けたいことがある
(無意識の問題回避)

8.達成しないことにメリットがある
(創造的回避)

9.前進している感覚や、
達成しそうな感覚がない
(前進感覚の欠如)

ーーーーーーーーーーー

そのあと、
ひとつひとつの要因について、
深掘りしたり解決策をシェアし、
すでに要因の8番まで終了しました。

本題の9番に行く前に、
前回と同じく、今日も、
読者のコメントをご紹介します。

やりたいことがあって、
ある程度、進んだのだけど、
ちょっと、おさぼりモードに
入ってしまった、
とおっしゃる方です。

Iさん

やるべきことはわかってるし、
口に出してしまったので、
やりまーす!

===========

「やります」という
言い切りことば、いいですね。

<主体行動型>の言語であり、
” 達成マインド” にあふれた
ことばです。

では本題の要因9番。

~~~~~~~~~~~~~~~

9.前進している感覚や、
達成しそうな感覚がない
(前進感覚の欠如)

~~~~~~~~~~~~~~~

この状態だと、
やる気が起きず進まないですね。

最も簡単な対策は、

^^^^^^^^^^^^^^^

仕事を細かいステップに分け、
一つ一つこなしていく。


^^^^^^^^^^^^^^^

よく ”ベビーステップ” といいますが、
まさにそれです。

例えば、仕事の資料を
パワーポイントのスライドで
作ろうとしているのだけど、
一向に進まない、

なんていう状態ならば、

1.ファイルに名前を付ける。

2.その名前で白紙のスライドを
保存する。

3.最初のページに
タイトルと日付を入れる

といった細かさで、
一つ一つ、ステップを作り、
それをこなしながら、
進んでいる感覚を自分に
つけていきます。

その時、
一つのステップを終了するごとに、

「終わった。ハイ、次!」

と言うと、
進んでる感が高まります。

もう一つのオススメは、

^^^^^^^^^^^^^^^

達成した後のことをイメージし、
それをゴールとする。

^^^^^^^^^^^^^^^

会社員時代の私の経験をシェアしますね。

あしかけ7ヶ月にわたり、
3回の海外出張を伴う
実践的なリーダーシップ研修に
参加した時のことです。

仕事の実際の課題を一つ選び、
実務プロジェクトとして
推進するのですが、

やり始めたものの、
簡単に成果が出るものではなく、
途中からやる気がうせてきました。

もしサジを投げれば、
リアルの仕事が進まないばかりか、
研修プログラムを ”卒業” する
こともできません。

一時はそれもやむなしか、
と思ったほど、停滞していました。

でも、さすがに、

「それはまずいよね。
カッコ悪いし」

という、なんとも
<問題回避型><外的基準型>
の気持ちも起こるわけです。

で、何をやったのか?

このプログラム、
終了時には卒業パーティが
予定されていて、
レストランで皆でお祝い
することになっていました。

なので私は、
そのパーティーに出席して、
仲間と一緒に祝うことを
ゴールとしてセットし直したのです。

パーティでおいしい料理を
味わったり、みんなで笑って
ワイワイ語り合っている姿を
ずっと思い浮かべながら、
プロジェクトに取り組みました。

”パーティーに出るために
仕事を終えるぞ” 作戦です。

姑息といえば姑息ですが
マジメに面白く…..。

このゴールには
ゴールに向かう<目的志向型>
自分で決める<内的基準型>
自ら行動する<主体行動型>

という
「成功パターン」Top3に加え、

ステップを終える、という
<プロセス型>も入っています。

この4つがそろうと、
最強の ”実行パターン” です。

効果あり。

無事、パーティーに出ました。

この、
「ゴールの先にゴールをセットする」
方法を使うと、
私たちの脳(潜在意識)は、
達成することを前提として、
私たちを動かしてくれます。

なので、おススメです。

オリンピックで金メダルを
取るようなアスリートたちも
使っているはずです。

ようやく9つの要因を
すべて終了しました。

あと一回、お付き合いください。

次回は、”時間管理” にも
セルフイメージの向上にも役立つ、
スペシャルな手法をご紹介します。

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋&人事屋

LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント