【飛躍のヒント】達成しないメリット

坂本夏子です。

今日のスタートとして、
最近の時間シリーズへの
読者のコメントをご紹介します。

Mさん

「期限を決める」
今の私にピッタリのメッセージです。

今大きな課題をふたつ抱えています。

「いつか」は来ない、
「いま」しかない。
だからいまやる。
すぐやる。

周りに宣言して、自分はやれると
言い聞かせ、やります。
エールをありがとうございました。

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Mさんの成果報告が楽しみです。

その時、無理くり
私はやれると言い聞かせると
かえって逆効果になるリスクが
あるので、そこはご注意ください。

で、時間の悩みを引き起こす
9つの要因はこれでした↓↓↓

1.何のために時間を使うのかを
決めていない(目的の欠如)

2.目的達成のために、
何をやり、何をやらないのかを
決めていない (戦略の欠如)

3.やり方を知らない
(戦術の欠如)

4.具体的に、何をいつ
やるのかを決めていない
(行動プランの欠如)

5.制限時間を設けていない
(期限の欠如)

6.所要時間を甘く見積もっている
(見積もりの精度の低さ)

7.達成後、あるいは達成の途中に
避けたいことがある
(無意識の問題回避)

8.達成しないことにメリットがある
(創造的回避)

9.前進している感覚や
達成しそうな感覚がない
(前進感覚の欠如)

すでに6番まで行ったので、
今日は、7番、8番を取り上げます。

かなり深い話です。

~~~~~~~~~~~~~~~

7.達成後、あるいは達成の途中に
避けたいことがある
(無意識の問題回避)

~~~~~~~~~~~~~~~

これが、どんなことなのか
イメージつきますか?

例えば、部屋を片付けたいとします。

そのときに、片付けの作業を
思い浮かべて、

「あー、大変そう」
「こんなことやってると、
また、○○が遅れる」

なんて思っていると、
それがブレーキとなって、
スタートしない、はかどらない
という現象が起きてきます。

これが
”達成の途中” についての
無意識の問題回避の例です。

では達成後はどうでしょうか?

もし、
「部屋がスッキリ片付くと、
もっと仕事をしなくてはならなく
なりそう。。。それも、やだな」

という気持ちがあると、
片付け行動にブレーキが
かかります。

これも
無意識の問題回避の例です。

LABプロファイル
=言語・脳内・行動パターンは
もちろん<問題回避型>ですね。

他の例をあげると、

会社員が有給休暇をとって
旅行に行って、リフレッシュする
計画を立てているとしましょう。

その時に、
「休暇を申請すると
上司にチクチク言われそうだな」とか、

「リフレッシュするのはいいけど、
旅行から戻ってきたとき、
仕事がどっと溜まっているのが
やだな」

なんて思うと、それも
無意識の問題回避として働き、
休暇を取ることにブレーキを
かけます。

あなたも、そんな経験を
したことがあるかもしれませんね。

次の項目を見てみましょう。

~~~~~~~~~~~~~~~

8.達成しないことに
メリットがある
(創造的回避)

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これ、ピンときますか?

達成しないことにメリットが
あるなんて、おかしい。
あるはずないじゃん。

って思うかもしれません。

これが、結構、あるのです。

”片付け” に話を戻します。

片付いたスッキリした部屋を
実現しないことで、どんな
メリットがあるでしょうか?

ここは大事なポイントなので、
今、読んでいるスマホや
パソコンやマウスから手を離して、
考えてみてください。

片付いたスッキリした部屋を
実現しないことで、
どんなメリットがあるのか?

どんな答えを出しましたか?

例えば、

「片付いてないから
ちゃんと掃除をしなくて済む」

「家に誰も呼ばずに済む」

「新しいことを始めずに済む」

といったメリットがあるかも
しれません。

あるいは、
「昇進するぞ」
「私が昇進しないのはおかしい」
と口では言いながら、

いつまでたっても
昇進の声がかかりそうな
仕事のパフォーマンスを
出さない人の場合、

「昇進しないことで、
仕事の責任を取らずに済む」

というメリットがあることも
あります。

それは、その人の無意識の
極めて深いところに潜んでいる、
姿の見えない黒幕です。

つまり、ほんとは昇進なんか
したくないのです。

単純な話です。

もしあなたが、
自分の○○が進まないのは
そこに原因があるのかもしれない、

と気づいたら、

おススメの質問があります。

^^^^^^^^^^^^^^^

それをしないことで
何をせずに済んでいましたか?

^^^^^^^^^^^^^^^

この質問一つで、
自己変革を起こすクライエントを
私はたくさん見てきました。

超重要な質問です。

時間シリーズ、
カンタンに終えるつもりで
始めたのですが、
意外と大作になってしまいました。

次回は要因の9番です。

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋&人事屋

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人事コンサルタント