【飛躍のヒント】コーチとしての光と影

坂本夏子です。

先日ご案内した、
8/9 のオンライン放談サロン
「将棋永世七冠・羽生善治
– 勝負師は何をクリエイトしているのか?」

新規のお申込みが続々入っています。

坂本夏子です。 今日は、まず、ご案内があります。 「オンライン放談サロン」、 3回目を...

これまでは、
実際に参加されたのは
女性ばかりでしたが、

今回は男性の経営者さんの
お申込みもあり、

「いろんな目線」をインストール
するための企画として、
少しずつ成長しています。

まだまだ、受け付けております。

で、今日は、コーチとしての私の
光と影の経験をお話します。

クライエントは、
ある経営者氏でした。

独自のビジネスモデルをお持ちで、
勢いのある社長さんでした。

売上アップのためのコーチングを
始めてしばらくたち、

「絶好調。
今期はスゴイ数字になりそうです」

と言われていました。

するとその翌月。

急に浮かない顔をされています。

「実は、うちの奥さんの
ことなんですけど。。。」

話を聞いてみると、些細なことで、
ケンカが絶えないというのです。

「もう、
別居するしかないと思います」

ご本人はかなりエネルギーを
奪われているようでした。

私の見立てでは、彼が変われば、
いくらでも奥様は変化すると
感じましたので、

次のセッションの時に、

「器の大きい人のための、
シンプルな人間関係の極意」

という、
16ページものの
パワーポイントのスライドを用意し、

特別講義を行いました。

その社長、さすがでした。

私のアドバイスを見事実行され、
自分の判断で、あれこれ
「行動変容」の実験をされたのです。

すると、それまでは、
飲んで帰るたびに不機嫌だった
奥さんが、

自分も友達と飲みにいくようになり、

彼が飲みに行くのも、
余裕でOKしてくれるように
なったというのです。

「最近、彼女、ご機嫌で、
家の中もいい感じになってきました」

とのご報告がありました。

で、私は思ったのです。

そのご夫婦には小さいお子さんが
一人おられたのですが、

これは二人目ができるな、と。

案の定、数か月後、

「二人目できました!」

とのご報告。

「もう、
別居するしかないと思います」

と言ってたのから、
スゴイ変化ですよね。

その年の暮れに、無事、
二人目が誕生です。

これが、私が勝手に名付けた
子宝コーチング – 光の話です。

で、さらに数か月がたち、
その社長、再び、不調のサイクルに
入られたようでした。

会社の業績も連動して、
下がっていました。

話を聞いてみると、
今度はお父様のことが
ネックになっていました。

お父様が会社に入り、
従業員として仕事をされるように
なったのです。

社長は父親の仕事ぶりが
気に入りません。

かなりの不満を口にされました。

さらに、ご自身が10代の頃、
とある出来事があり、
父親のことが許せない、
と言うのです。

その「許せない」相手と一緒に
仕事をしていて、
毎日イライラがつのっているのです。

そりゃー、本人も会社も
不調になるはずです。

幼少期、青年期の
親との関係から生じた問題は、
大人になってから、
仕事や健康や人生全般に
いくらでも影響しますので、

私は対処することを
オススメしました。

そしてその頃、その会社には、
私の見るところ、もう一つの
課題がありました。

「経営理念」がなかったのです。

何のために事業を行い、
社会にどのような貢献をしていくのか、
という軸ですね。

創業当初は、勢いで突っ走り、
売り上げを上げていくことが
可能ですが、

次の段階になると、
会社を成長させるために、
経営理念は必須です。

それを作りませんか? の
おススメもしていました。

でも、当時の私は、力不足。

お父様との葛藤を解決すること、
および、経営理念を作る必要性を
社長に認識いただくことが
できませんでした。

お役に立てる自信はあったのです。

でも、
機会をいただくことが
できなかった。

そのまま、
コーチングの契約期間が
終了しました。

それが、その会社との、
私の影の話。

残念でした。

コーチとして、人を支援する
仕事をしているのに、
目の前に、手助けできる人が
いるのに。。。

さて、
会社にとっての経営理念
あたるものが、

個人にとっては

生きる目的
=人生の錦のミハタ
=生きる軸

とっても大事です。

というわけで、来週の月曜日に、
私のコーチングについて、
とあるご案内をいたします。

お楽しみに。

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋&人事屋

LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント