【飛躍のヒント】なぜ言葉を変えたら、忘れ物が止まったのか

坂本夏子です。

今日から三泊、今年最後の
東京出張です(のはず)。

初めて仕事で広島―東京の旅を
したのは、就職した年だったので、
36年前。

それ以来、数えきれない数の往復をし、
それなりに大量の移動経験をしたな~と、
今、しみじみと感じています。

私がメルマガに書く旅ネタでは、
代表的なものに、“行き方”の話が
あります。

実はもう一つ、マイネタがあり、
今日はそれをテーマにします。

忘れ物です。

4-5年前まで、毎回、何か
忘れ物をしていました。

仕事用のペンやノートだったり、
ハンカチ、靴下、下着、
コンタクトレンズ用品といった、
身の回りのものだったり。

アイテムはその都度、違いますが、
何か必ず忘れるのです。

もちろん、
“持っていくものリスト”を作り、
パッキングをする時は、毎回、
それを見るのですが、
それでも忘れる……。

忘れても、なしで済ますか、
必要なら買うわけで、
死ぬの生きるのの問題ではありません。

でも、そのたびに、
自分にイラついていました。

そんな状態がしばらく続いたある時、
家でパッキングをしていると、

「今度は何を忘れるのかな?」

と脳内トークをしているのに
気づきました。

ハッとしました。

これはまずいですよね。

“私は忘れ物をする人”という
セルフイメージが出来上がり、
忘れ物をする前提で、
旅の準備をしていたのです。

そりゃー、忘れますよね~

昨日のメルマガ、

超重要:達成記憶と自己予言
にも書いた記憶のシワザです。

で、どんな対策をとったのでしょうか?

まず、
自分にかけることばを変えれば、
意識が変わり、行動が変わり、
効果がありはず、と仮説をたてました。

そして、
パッキングをする前に、
声を出して自己宣言をしました↓↓↓

=============

私は、出張に必要なものを
すべて持っていきます!

=============

さらに、
チェックリストを見ながら、

それまでより少し時間をかけ、
より詳細に旅先での予定や行動を
想像して、
荷物の準備をするようにしたのです。

結果は見事でした。

その対策を取っている時はOKで、

対策をせずに、
ぼーっと作業していると、
何か忘れます。

人間の脳とことばと行動は、
そのくらいシンプルに連動しています。

最後は、

忘れ物は悪いことなのか?

と自分に問いかけました。

何かを悪いものだと捉えていると、
自分に無意識の苦痛を呼び込みます。

それをやめ、

忘れたら、なしですます工夫をしたり、

人に借りたり、

なくても大丈夫なことに気づいたり、

新しいものを買うことで、
豊かな気持ちになったり、

どうせ消耗品だから、
今、買うのか、
数か月後に買うのかの違いは
大差ないよね、と気づいたり。

なんとでもなるとわかったのです。

そもそも、旅の目的は、
毎回、きちんと達成していたので、
自分を責める必要はないわけです。

あなたにも、
こんな経験、ありますか?

ことばを変えることで、
自分の意識を変え、行動を変え、
望む結果を出す、シンプルな方法を
ご紹介しました。

それを使って、
あなたは、どんな “クセ” を
変えたいですか?

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋&人事屋

LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント