坂本夏子です。
「どつぼパターン」と「成功パターン」を
私はよくメルマガで取り上げています。
「どつぼ」のトップ3は、
じっとそこに留まる<反映分析型>
問題を避けようとする<問題回避型>
外部の基準に従う<外的基準型>
「成功パターン」Top 3 は、
率先して動く<主体行動型>
目的・ゴールにフォーカスする
<目的志向型>
自分の基準に従う<内的基準型>
ですね。
これ以外にも、私たちが気づかずに
使っているパターンが
たくさんあります。
今日は、その中から、
私が時々やってしまっている
パターンをご紹介します。
スコープというカテゴリーの
<全体型>と<詳細型>です。
スコープとは、その人が、
そのコンテクスト(場面)で、
物事を大きな塊で見ているか、
小さな塊で見ているかを、
見ます。
カタマリ -- よく、チャンクと
言ったりしますが、それです。
<全体型>は、大きな塊で見ます。
上位概念や、抽象概念、戦略を
求めます。
情報に階層をつけます。
細かいことにこだわらない、
あるいは、細かいことを嫌います。
話があちこち飛ぶことも多いです。
木か森か、というと、
森を見ています。
逆に、<詳細型>は、
小さな塊で見ます。
詳細や具体的な情報を求めます。
何かを説明する時は、順を追って
話す傾向があります。
木か森か、というと、
木を見ていますし、
戦略か戦術か、とういと、
戦術ですね。
で、よく、木を見て森を見ず、
なんてことばがあるように、
<全体型>がカッコよくて、
<詳細型>はカッコ悪いという
イメージもあるように思います。
なのですが、私の経験では、
<全体型>と<詳細型>は、
どちらも大切ですね。
同じコンテクストの中でも
行ったり、来たりする必要があります。
私が失敗する時は、かなりの頻度で、
<全体型>と<詳細型>を
間違っていました。
まずやるのは、森を見るべき時に、
木を見てしまうこと。
その結果、
本来、自分が手を出してはいけない
ものに手を出して、やけどをしたり、
手段にこだわって、目的を見失い、
失敗したり。
かと思うと、
しっかり木を見る必要があるのに、
ぼーっと全体だけを見て、
うまくいかないこともありました。
典型的な例が、
初めての場所に行くのに、
毎回、迷う、という現象でした。
最寄駅から徒歩5分の場所に、
いつまでたってもたどりつけないのです。
地図があっても、迷います。
完全逆方向に進んでしまったことも
ありました。
そういうことが続くと、
初めての場所に行くのが、
おっくうになったり、
怖くなったりしてしまいます。
挙句の果ては、
「新しい場所に行くのに、
私は毎回、迷う」
という信じ込みができてしまいました。
こうなると、それに拍車がかかり、
さらにマズイです。
で、悩みのどつぼにいた時、
ちょっとしたきっかけから、
地図の見方を自分で考案しました!
ポイントは、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
現在地、目的地、
もう一つ別の任意の場所の
3つを、地図上で見つける。
それが見つかってから
歩き出す。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
です。
言い換えると、
その三点が地図上で見つかるまでは、
歩き出してはならない
です。
そのためには地図を細かく見る
必要があります。
まさに<詳細型>です。
その手法を見つけてからは、
それに従っている限り、
100%、すんなり目的地に
たどり着けるようになりました。
マイルールを破ると、
ちゃんと間違います。
今日のポイントは、
~~~~~~~~~~~~
<全体型>と<詳細型>は
両方必要。
森と木を交互に見る。
~~~~~~~~~~~~
私の師匠は、いつも、
Zoom in (入り込んで見よ)
Zoom out (引いて見よ)
と言っていました。
もし、
うまくいかないことが続いて、
原因が見つからないときは、
Zoom in, Zoom out
してみてください。
In と Out の選択が
違っているだけかもしれません。
ではまた!
坂本 夏子
ことば屋&人事屋
LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント