坂本夏子です。
きのう、カベを突破する時の
原動力について書きました。
結局は、
「やると決めているかどうか」だと。
「やかん」
私のヤカン掃除の話だったのですが、
あの話の伏線ともいうべき、
時々思い出すことばがあります。
今日は、それをご紹介します。
日本画家・千住博さんのことばです。
日本画を観るのが好きな私は、
美術館で初めて
一枚の千住作品の前に立った時、
しばらく立ちつくしました。
そこにあふれる神々しい朝の光に、
魅了されたのです。
それ以来、千住ファンです。
その千住さんのエッセーだか
インタビューだかの記事が
15年くらい前、たまたま読んだ
パソコン雑誌に載っていました。
==============
世に出る画家と世に出ない画家の
違いは何か?
世に出る画家は、世に出るまで
描き続けた画家である。
==============
なるほど~、そういうことか、
と感じ入りました。
そして次の瞬間、
でも、それって、
恵まれた家庭環境に育ち、
東京芸術大学の大学院にまで行き、
卒業後、そんなにたなないうちに
世に出た画伯だからこそ
言えることなんじゃないか。
凡人はそうはいかないでしょ。
という疑念がよぎりました。
なんだけど、次の瞬間、
再び思い直したんです。
そうやって、
一流の人が言うことを割り引いて
考えること自体、自分で自分を
低めてしまうな….。
ここは素直に受け取ろう!
それ以来、このことばは、
私の宝物の一つとなりました。
今日はシンプルに、
世に出る画家は、世に出るまで
描き続けた画家である。
あなたは何を感じますか?
ではまた!
坂本 夏子
ことば屋&人事屋
LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント