自衛隊の広報戦略を
ご存知ですか?
何年か前に、聞いた
お話です。
自衛隊って、今でこそ、
災害時や世界平和のための
貢献により、
頼もしい存在として、国民に
支持されています。
(そう、私は感じています)
でも、その道のりは険しかった
そうです。
創設以来、長いこと、憲法
違反だの、税金泥棒だのって
言われてきて、いかに、国民に
認めてもらうか —
それが課題だったとのこと。
そこで彼らがとった広報戦略は
国民とともにいる自衛隊
を表現すること。
戦術は、
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人の写真を多く使う
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だったそうです。
災害現場で、自衛隊の給水車
から水をもらって喜んでいる
子供や、助け出された人など、
「自衛隊員と一緒に人が写った写真」を、
多く撮り、発表したとのこと。
しかも、子供と一緒の写真なら
子供と同じ目線になるように、
しゃがんで写ります。
そうやって、人々のための
自衛隊という姿を、国民に印象
づけていったのだそうです。
それが最も現れたのが、東日本
大震災の時の写真。
あのときは、自衛隊だけでなく、
消防も、警察も、海上保安庁も、
命がけで人を助けました。
記録として警察や消防が撮影
した写真は、がれきの山や重機
など、モノ・ことの写真が多く、
自衛隊は、そこに人がいる
写真。
3.11 の写真展を見たことが
ありますが、自衛隊の写真と、
ほかの組織の写真とでは、
受ける印象が違いました。
自衛隊の広報戦略は、
明らかに、
「人間重視型」です。
彼らが、LABプロファイル®を
知っていたかたというと、そうでは
ないように思いますが、人々の
共感を得るために、考えた
のですね。
これって、私たちも使える戦略
ではないでしょうか。
相手のパターンが人間重視型
だったり、多くの人の共感を
呼び起こしたい場合、
人の写真、感情や心理の
表現、人の名前、絵文字、
出来事が目に浮かぶ
ようなストーリー
人を思う気持ちの表れた、
あなたのやわらかな表情や笑顔
そういう演出をすると、
ぐっと、届きやすくなります。
ブレークスルーコーチ x
LABプロファイル®
マスターコンサルタント
坂本 夏子