坂本夏子です。
人のふんどしで相撲を取る
ということばがありますよね。
他人の力を利用して自分の目的を
果たすことのたとえです。
今日の私は、まさに、それ。
昨日のメールで、
子どもへの真摯な愛を示した
保育士さん、
真澄さん(仮名)のことを
お伝えしました。
手こずっていた4歳の男の子に、
ガツンと一発、ダメなものはダメ、
「そんなことしたら〇〇君の
価値が下がる!」
と、すごい剣幕で叱ったところ、
問題行動が減ったんですね。
そんな保育士さんが増えると、
自分で考えて、
自分の行動をちゃんと選択できる
子どもが増えるはず、
と私は思いました。
で、真澄さんから続報があり、
感動したので、再びシェアします。
その一件のあと、仲間の保育士さんと
話したんだそうです。
するとその人が、
「◯◯君、先生(真澄さん)が
師匠になって、先生の言うことなら
なんでも「へいっ!」って言うこと
聞くようになればいいのに」
と、冗談半分で言ったとか。
でも、真澄さんは思いました。
それは違う。。。
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命令? に従える人を作ろうとか、
そんなの本質じゃなくてー。
そんな、奴隷養成所じゃないしね。
日本の教育はまだそう言う面
あるかもだけど(^◇^;)
そりゃ、号令に従ってくれる方が
ラクだけどー。(笑)
でも、もう年中組なので、
その誇りと、
みんなで何かする楽しさのために、
とか、
絵本を最初から見たいとか、
そういうために早くする、
そういう風になってもらいたいなーと。
今まで私自身、
「すべき!」という事を思ってたけど、
今は
「◯◯君はどうする?どうしたい?」
ときいていて、
そうすると「早くしなさいよ!」と
かいうより、むしろスムーズだし、
結局変な方にならない。
むしろやらせようとすると、
反対に動きますよね(^◇^;)
「宿題しなさい!」
「やろうと思ったのにやりたくなくなった」
みたいな(^◇^;)
やっぱり子どもたちには、
自分で考え行動できるようになって
もらいたい、と。
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教育の本質をついているなと、
感動しました。
今週の始めにお伝えしていた、
フィギュアスケートの小塚選手の
おうちの、
「決断を本人に任せる」
という方針とも共通します。
教育の目的って、
子どもに答えを教えることではなく、
子どもが答えの出し方を身に着ける
手伝いをすることだと思うのです。
学校、企業、他の機関とわず、
大人の教育も同じ。
もちろん、最初のうちは、
教えてもらったやり方を素直に学んで、
実行して、基礎力をつけるのが
大切です。
そして、しばらくしたら、
自分で答えを出せるようになる
必要がありますよね。
これも<外的基準型>から
<内的基準型>へのシフト。
<内的基準型>が
「自信」の源である、
自己肯定感 &
自己有能感 + 自己決定感
を育てます。
あなたは、
自分やまわりの人の自信を育てるために、
どんなことをしていますか?
よろしかったら、教えてください。
ではまた!
坂本 夏子
ことば屋&人事屋
LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント