【飛躍のヒント】専門家とのうまい付きあい方

坂本夏子です。

このところ、
<内的基準型><外的基準型>につき、
詳しくお伝えしています。

昨日は、
専門家のアドバイスという外部情報と
どのように付き合うべきかを、
一つのテーマとしました。

どうせ専門家と付き合うなら、
できる限り的確で、自分の役に立つ
情報や提案を受け取りたいですよね。

今日は、そのために何が重要か?

をお伝えします。

で、昨日、私のかつての主治医との
エピソードを書いたところ、
いろいろと当時のことを思い出しました。

私は、彼のところに4週間おきに通院し、
間で、電話での診察を受けていました。

例えば、今日、通院したとすると、
2週間後に電話診察があり、
その2週間後に、また通院する
というサイクルを繰り返していた
わけです。

とある電話診察の時でした。
2週間前と比べ、かなり、体調に
変化があったため、私はそれを
先生に、一生懸命、口で説明しました。

すると電話の向こうで、先生が

「うーん、状況がわからないから。。。」

とうなるのです。

わからない?

いやいや、先生、こんなに
説明してるじゃない!

と、心の中で私は叫んでいました。

そして気づいたのです。

先生が必要なのは、
口頭の説明ではない、と。

どういうことかというと、、、

彼は中医学の専門家でした。
略して中医。

中医学とは中国の伝統医学で、
日本で一般的に漢方といわれるものの
源流の思想体系です。
(でも日本の漢方とは、
かなり違います)

診察の時は、まず、脈を診て、
舌を診て、私の話を聴いて、
血圧を測って、お腹を触って、
というステップを踏んでいました。

最重要は脈です。脈を診ながら、
患者の体の中で、何が起こっているのかを、
推論するわけです。

なので、その日の電話診察で、
私がいくら口で症状の変化を説明
したところで、彼には、最重要の
判断材料がなかった。

これが私の推理でした。

でも、たまたま、過去の通院のときに、
似たような体調の変化があり、
その時の処方がバッチリ効いたのです。

それがいつ頃だったか覚えていたので、
先生に、そのことをお伝えしました。

すると、その時のカルテを見て
くれたのでしょう。

あー、わかりました。

と言ってくれて、バッチリ、
処方していただきました。

そうやって、その場を乗り切りましたが、
中医のパフォーマンスを真に引き出すには、
直接会って、判断材料を提供するに
限ります。

というわけで、専門家から最大限、
有益な情報を引き出すための
アクションはこれです。

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相手の判断基準を知り、
相手が必要とする
情報を自分が提供する

^^^^^^^^^^^^^^^^^

これはどんな専門家でも同じです。

医師であろうと、
美容師であろうと、
家のリフォームの工務店であろうと、
弁護士や税理士であろうと、
保険の営業マンであろうと、
上司であろうと、
先生であろうと、
〇〇コンサルタントであろうと。

とはいえ、どの専門家も、自ら、
私の判断基準はこれです、なんて、
言ってはくれません。

なのでそこは、
相手との付き合いの中から、
聞き出したり探り出したり、
自分も勉強する必要がありすね。

簡単な聞き出し方は、相手から
何かアドバイスがあった時に、

=========

どうしてですか?

=========

と理由や根拠を尋ねることです。

その質疑応答に、快く、もしくは
淡々と応じてくれる人を
私は選びます。

ベースの姿勢としては、
その人と付き合う目的を明らかにし、
自分で主体的に相手と関わるのが
おススメです。

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋&人事屋

LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント