【飛躍のヒント】決定権は誰にあるのか?

坂本夏子です。

最近、いろんな場面でいろんな方と
お話をしていて、例の、

「成功パターン」
「どつぼパターン」

について気づいたことがあります。

どつぼパターン Top 3 の一つである、
<外的基準型>を原因とする課題を
抱えている方が多い、ということです。

そこで今回は<外的基準型>を
テーマにします。

まず、

<外的基準型>および、
その逆である<内的基準型>

とは、そもそも何なのか?

この二つの本質は、
あなたの基準のありか です。

もちろん、基準といっても様々で、
コンテクスト(場面、状況)に
よります。

そのコンテクストにおいて、

基準が自分の中にあれば<内的基準型>、
自分の外にあれば<外的基準型>です。

そして、基準のありかが、
モチベーションの源です。

なので<内的基準型>であれば、
自分で自分をモチベートします。

外部情報を採り入れたり、耳を傾ける
ことはあっても、それはあくまでも
情報であり、判断や決定は自分で行います。

一方、<外的基準型>は、
基準が自分の中にはなく、
結果として、他者や外部に
ダイレクトに反応します。

自分をモチベートするのにも、
他者の情報や刺激を必要とします。

その結果、人に従う、人に影響される
という現象が起きます。

人生、あるいは目標達成という
大きなコンテクストでは、
自分で自分をモチベートし、
自分で決めていくのが大事ですので、

<内的基準型>が成功パターン、
<外的基準型>はどつぼパターンです。

では<外的基準型>をもう少し、
詳しく見てみます。

典型的な例は、

親に言われたことをうのみにしてしまう。

ですね。

親以外にも、医者、先生、専門家、
お客様、上司、部下、メディア、SNS、
データ、アンケート結果、本、
ライバル、世間の常識などなど、
いろいろあります。

ネガティブなことを言われると、
それを、うのみにしてしまって、
あるいは、自動反応してしまい、

私はダメ、
ムリ、
治らない、
勝たなきゃ、
言われたとおりにしなきゃ、
認められていない、
評価されない、

といった結論に自動的に達してしまいます。

自分の価値を他人に決めさせてしまったり、
自分の人生を他人にゆだねてしまったり。

本当はいやなのに、従ってしまったり。

それって損しませんか?

では、どうするとよいのか?

簡単な切り替えの一言をご紹介します。

[その1]

自分はそう思わないのに、
誰かにそう言われて、何も言えなく
なってしまいそうなとき。

意を決して、サラッとこういいます。

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それってあなたの意見ですよね。

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そうやって、人の言うことと自分を
切り離すのです。

私の友人は、子育てについて、
父親からとやかく言われるのに
納得がいかず、

お風呂の中で、このことばを
練習したそうです。

「それってお父さんの意見だよね」

[その2]

誰かにそう言われて、
つい信じてしまったと気づいた時。

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私は本当はどうしたいの?

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そうやって、自分で考える、
自分で決める、という習慣を
育てるのです。

だってあなたの人生なのだから。

では、誰かに「お前、天才だな!」と
言われた時、どうするか?

おススメは、

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でしょ!

やっぱり。

そうか?! たしかに。

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のどれかです。

だって本当なのだから。

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋&人事屋

LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント