あなたは、特定の人や、できごとにイライラすることってありますか?
他のことはあまり気にならないのに、○○だけは、やけにイラつく、のような。
私は、人にイライラすることは少ないですが、たまに、強くイラつくことがあります。
最近、ヒジョーにイラついたのが、財務省のセクハラの件。
先週、3回シリーズでお届けし、最後にいたっては、長文の、組織におけるセクハラ対策のブログの記事を書いてしまいました。
最初、6000字だったのが、更新を重ねて、いまや、8000字。
お前、他にすることあるだろ?
って、自分にツッコミを入れると、Yes.
国会をにぎわす、他の話題、例えば、モリトモ・カケは、気になりません。
あの程度のことは、そりゃ、おこるでしょ、
くらいの感じです。
では、なぜ、財務省のセクハラ問題だけが、そこまで、気になったのか?
そういうことを深ぼりすると、自分の深層心理が明らかになってきます。
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イライラする相手は、
自分を映す鏡です。
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財務省の件で、とりわけ腹立たしかったのが、大臣。
組織のトップでありながら、セクハラに対する意識の低さを露呈し続け、ふてくされたような顔で、インタビューに答え、国会で答弁している。
あれが、民間企業の社長だったらありえない。
もしくは、今頃、消費者から不買運動が起こっているかもしれません。
それなのに、大臣は、
何が悪い?
って感じ。
なぜ、そこに、私はああも、イラついたのか?
答えはこれです。
その1
自分は会社で、よりより職場を作るために、「ハラスメントを容認せず」ということに、一生懸命、取り組み、成果を出した、
という認識があるわけです。
なので、
それと真逆の人を見ると、そして、その人が、ことばは悪いですが、「平気でのさばっている」のを見ると、許せない。
私はあんなにやったのに、
なんで、この人は、それをしないのにOKなの?
という怒りを持ったのです。
その2
私だけでなく、会社のみんなで、とてもホワイトな職場を作ったという自負があります。
でも、その職場は、もうない。
(親会社が日本から撤退すると決めたので、日本法人は、歴史に幕を下ろしました。)
そうか、そこか!!!
会社を閉じる仕事を人事としてやり切り、職場がなくなったことに、自分で、納得していたと思っていたのですが、
意外と、まだ、くすぶるものを、残していたのかもしれません。
なんだ、そんな気持ちを、自分は、まだ、抱えていたのか!
小さかった自分を、大発見!!!
笑っちゃいました。
そういう時は、こうつぶやいて、できごとを終わりにします。
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そんな自分でいたことに、
責任をとります。
そんな自分を許します。
おしまい。
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その儀式をやったあと、昨日、ふてくされ顔の大臣を再びTVで見たところ、
あー、またやってるね~。
まあ、かわいいおっさんだわ。
で終わり、イライラしませんでした。
彼の言動は不適切という、私の立場は変わりませんが、感情は変化しました。
自分の得意テーマで、頭の中にあることを整理して、アウトプットもしたし、スッキリ!
あなたも、特定の人物や、できごとにイライラすることがあったら、
自分自身の 「べき論」 や「満たされなかった思い」があるのではないか?
と、探ってみることをおススメします。
きっと、面白い発見をするでしょう。
そして、飛躍。
坂本 夏子
人事コンサルタント
トランスフォメーショナル・コーチ®
LABプロファイル®
マスターコンサルタント