【飛躍のヒント】3.11 に寄せて

坂本夏子です。

二日間にわたり、時間というものを
どのようにとらえるか、について、
私の解釈をお伝えしました。

一つは、

時間 = 循環するもの。

二つ目は

時間 = 命。

そして結論は、

ものごとはすべて循環する。

だから、
自分が何を循環させるのか?
何を与え、何を受け取り、
新しい何を生み出すのか?

この問いかけと実行が大事なんだ、
という私の発見をシェアしました。

すると、看護師をされている方から、
こんなお便りをいただきました。

ヨリ子さま(仮名)

「時間は命」「命は循環する」に
共感します。

命をどう使うか、まさに「使命」ですね。

私という個人の命には限りがありますが、

次にバトンタッチすると循環して
いきます。

例えば私の看護師でいる期間は
限られていますが、
後継者を育てることで繋がり、
循環します。

先日先天性の難病の子が
5歳で亡くなりました。
生まれて一度も意思疎通がないまま
旅立ちました。

ご両親は彼にいつも話しかけ、
病室にはご家族から彼への
感謝状が飾っていました。

彼は使命を果たし、
ご家族はじめ、私たちに
たくさんの贈り物をくれました。

私たちは受け取った贈り物を育てて、
次に繋ぎます。

彼とご家族が育んだ愛は循環するんだと
坂本さんの文章を読ませて頂き
確信しました。

ありがとうございます。

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心にしみ入るお便りでした。

今日は、3月11日。

8年前のあの日、多くの人々の
時間が、突然、途切れました。

あなたにとって、あの日は
どんな日でしたか?

私はあの日、広島の県立高校に
お招きいただき、高校生に向けた
授業をしていました。

その帰り、いつものようにクルマの
ラジオをつけると、東北で大きな
地震があり、ものすごい津波が
押し寄せているという報道に
接しました。

私がいた会社は、関東にも拠点があり、
東北にも販売店やお客様が
おられましたので、

広島の私も、緊迫した中で、
種々の対応をしたことを
鮮明に覚えています。

意外にも、私にとって
最も大変だったのは、
日本のニュースを知って、
最高レベルの危機対応モードを
発動させた、海外の親会社を
安心させることでした。

アメリカ拠点のグローバル企業の
すごみも体感しました。

そして、最も嬉しかったのは、
世界中の同僚からの、こころ温まる、
メッセージでした。

あの時も、いろいろな人の
いろいろな気持ちが
循環していた、と感じます。

あなたも、あなたの3.11を
振り返っているかもしれませんね。

お互い、限りある今の時間を、
精一杯、使いましょう!

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋&人事屋

LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント