【飛躍のヒント】「雨ふって地固まる」のウソ

坂本夏子です。

雨ふって、地固まる
ということわざがありますよね。

悪いことが起こって、
モノゴトの土台が固まる

だから、悪いことは、
必ずしも悪いことではない、

という意味です。

私は、あれはウソじゃないかと
思っています。

真実はコレじゃないかと。

雨が降らなきゃ、地は固まらない。

言い換えると、

地を固めるには、雨が必要。

私がこのことを最初に確信したのは、
会社で人事をやっていた時代に、
HIV陽性者を採用した時の経験でした。

去年の10月に、
6回連続でお伝えしたもので、

あなたは初めてかもしれないので、
かいつまんで振り返ります。

むかし、採用で、
たまたまHIV陽性者の
応募がありました。

職務の要件を満たす方だし、
HIVは職場で問題ない疾患なので、
採用しました。

ところが、
HIVという理由で、予想外に、
社内で拒否反応が起こってしまいました。

まずは、
HIVをみんなで理解しよう!
ということになり、
勉強会を開いたら、
拒否反応が収まったばかりか、
職場の連帯感が高まった。

なんという、どんでん返し!

その後、
HIV陽性者のことを深く知るにつけ、
即戦力人材が多いことに気づき、
積極的に募集して、二人目を採用した。

その時は、
事前に勉強会を開催し、
そこで出た社員の質問やリクエストに
こたえ、万全の態勢で、
ご本人を迎えた。

それは、会社の
「多様な社員の多様な力を結集して
チーム力をアップする文化」の
強化に役立った。

その事例が、HIV陽性者支援の
コミュニティで注目を集め、
元・日本エイズ学会会長から、

「HIV陽性者の雇用に関し、
日本の社会に成功のモデルを作った」

とのコメントがあった。

という話でした。

もし、
”想定外の拒否反応”という
雨が降らなかったら、

このクリエイティブな結果は
起きませんでした。

そしてつくづく、
地を固めるには雨が必要、と
確信するに至ったのでした。

で、HIVというと特殊事例だと
感じるかもしれませんが、
私たちの身の回りには、
対立、相互不信、もめごとが
起こります。

それを嘆いたり、
臭いものにフタをして
見ないふりをしたり、
あるいは相手を拒否し、
攻撃し続けるのか?

それとも、
異なる反応をして問題を解決し、
その先に、一緒に新たな価値を
生み出すのか?

どちらの道を選ぶかで、
私たちの人生は、
大きく違ってくるのでは
ないでしょうか。

きのう発表した、
10/19 のオンライン放談サロンも、
本質的には、まさに、
このテーマを扱います。

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オンライン放談サロン 第4回
(本年、最後)

日時

10/19
19:00 – 20:30

テーマ

謝罪会見
– 加害者と被害者それぞれの作法 –

場所: Zoom
(無料オンライン会議システム)

参加費: ゼロ円

ファシリテーター
坂本夏子 & 丸岡満美

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お申込みはこちら↓↓↓

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詳しいご案内は、Facebook の
イベントをご覧ください↓↓↓

https://www.facebook.com/events/2426427530810440/

イベントの案内文は、
私の相棒の「仕組み屋」で
一般社団法人ケンチク脳協会代表理事の
丸岡満美さんの筆によるものです。

私とは違った味の文章を書く人なので、
よろしかったら、合わせて
お読みください。

毎回好評の、楽しくて役立つ
予習教材もリストアップしています。

石原プロの渡哲也さん、
ジャパネットたかたの髙田明さん、
昨年の「日大アメフト部員」氏

が登場します。

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋&人事屋

LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント