【飛躍のヒント】アイルランドに勝った本当の理由

坂本夏子です。

ラグビーのワールドカップで、
日本は強豪アイルランドを破りました。

過去9戦して
一度も勝ったことがなく、

かつ、

今大会の優勝候補の一角である
大物チームに勝ったことで、
”金星”の大見出しが、
新聞に踊っていました。

私は、ラグビーに特段、
興味があるわけではないですが、
今は、それが高まっています。

4年前もそう。

日本が南アフリカに勝って、
世紀の番狂わせ、と
世界中が驚いた、あの大会です。

2回あると、
これはもう番狂わせではなく、
実力だよね、って思います。

人と組織が
高いパフォーマンスを出す秘訣を
私はずっと追いかけているので、
興味の度合いが急上昇です。

メディアでは、
今回アイルランドに勝った理由として、

1センチ単位でスクラムを工夫した、

とか、

「自分たちがやってきたことを
自分たちが一番信じていた」

といった選手のことばを
紹介していました。

へー、そうだったんだ~

なんて思っていたら、

きのうのTVのスポーツ番組で、
キャプテンのリーチ・マイケル選手が、
こう言っていました。

============

目標ではなく、
目的にフォーカスしていたから

============

これです、これ!

何かに挑戦する時に、一番、
大切なのは、

何のためにそれをやるのか、
という目的です。

リーチ選手も、

何のためにそれをやるのか

と繰り返していました。

そこで、
今のラグビー日本代表の
目標と目的が何なのか、
想像してみました。

まず、目標です。

「目標」ということばを、
彼らがどのように定義しているか
わかりませんが、

決勝トーナメント出場

ベスト4入り

優勝

といった、
大会の成績かもしれません。

一人ひとりの、日々のことでいえば、

練習メニューを100%実行

毎日、
50メートルを
ダッシュでxx本走る

といった、
数値を伴った自己の行動宣言かも
しれません。

では、目的は何でしょうか?

これも勝手な想像ですが、、、

例えば、

ラグビーを通じて、
挑戦し続けることのすばらしさを、
世界中の人々に伝える。

あるいは、

One for All、All for One の可能性は
無限であることを証明する。

あたりでしょうか。

私ごときの想像をはるかに超えた、
もっと壮大な目的を、
彼らは持っているかもしれません。

いずれにせよ、

目標ではなく、
目的にフォーカスしてきた、

とリーチ主将は言っているのです。

そうやって、

自分たちの存在意義や、
この世の中で果たすべき使命を
心に刻み、

目の前のデキゴトに
一喜一憂することなく、

自分たちのやるべきことを
やり続けた結果が、
必然の勝利を呼んだのだと思います。

おめでとう!
(まだまだ、大会は続きますが)

これって、もちろん、
ラグビーに限ったことではなく、
私たちの人生にも、あてはまりますね。

何のために生きるのか?

何のために仕事をするのか?

何のために、
今日の24時間を過ごすのか?

あなたの目的は何ですか?

それがあなたを動かします。

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋&人事屋

LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント