坂本夏子です。
昨日のメールで、
「偏差値40から上智大」
という新聞の見出しになった、
東京都立大山高校での
「哲学対話」のことを
シェアしました。
生徒たちは、
正解のない問いかけに
互いに答えていく過程で
いろんなことに気づき、
勉強や人生に能動的に
取り組むようになるわけです。
愛と恋の違いは何か?
という問いもありました。
今日は続編ということで、
私が先輩コーチとの会話から、
自分でたてた問いについて
お話します。
7年前です。
コーチングを正式にやり始めた頃、
クライエントになかなか
変化を起こせずに、
行き詰まりを感じたことが
ありました。
その時、
先輩のコーチがくれた一言が
これでした。
=========
辛抱はしても
我慢はしなくていい
=========
ん?
我慢と辛抱ってどう違うの?
私の中に新たな「問い」が
加わった瞬間です。
我慢も辛抱も、
ネガティブと感じることへの
対処を表すことば。
どちらも長期にわたる
ことが多い。
似てるけど、
どう違うのだろう。。。
とはいえ、
大きく悩むことはなく、
時々、思い出す程度の
問いでした。
それから7年。
たまたま、我慢ならない、
と感じる出来事があり、
はっきりと答えが出ました。
私なりの定義です↓↓↓
我慢は、いやいや
「そのこと」や「相手」に
つき合うこと。
目的は、
否定的な何かを避けることです。
「本当はいやだけど、
しょうがなく」
というニュアンスですね。
辛抱は、自ら選んで
「そのこと」や「相手」に
つき合うこと。
(追記:
その後、「つき合う」を
「かかわる」に変更しました
- 2019/6/2)
目的は、
肯定的な何かを得ることです。
「じっくり取り組む」
というニュアンスですね。
これを
LABプロファイル®パターン
= 言語パターン
= 脳内パターン
= 行動パターン
で表してみます。
我慢:
受け身でいる
<反映分析型>
悪いものを避ける
<問題回避型>
相手に左右されている
<外的基準型>
辛抱:
自らすすんで取り組む
<主体行動型>
よいものに向かう
<目的志向型>
自分で決めてそうする
<内的基準型>
みごとです!
何がって、
我慢は「どつぼパターン」Top 3。
脳の苦痛系を動かし、
病気や苦労を呼び込むパターンです。
辛抱は「成功パターン」Top 3。
脳の報酬系を動かし、
健康や望みをかなえるパターンです。
先輩コーチは、
直感でわかってたのでしょうか。
「我慢と辛抱の違いとは?」
という問いを立てたとき、
私はすでに
LABプロファイル®の
トレーナーでしたが、
ここまでの答えは
出せませんでした。
7年越しかい?
って感じですが、
問いをたて、答える過程で
人はやはり成長しますね。
高校生も私も一緒です。
私は抽象的なことを聞いて
よくわからないと、
「それってどういうこと?」
の問いに、
辛抱強く取り組むクセがあります。
それは続けます。
で、あなたは今、
我慢していることはありますか?
Yes なら選択肢は二つです。
今すぐやめて、
変化を起こしますか?
それとも、
もっと状況が悪くなるまで
待ちますか?
ではまた!
坂本 夏子
ことば屋&人事屋
LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント