【飛躍のヒント】未完了を完了させる2

坂本夏子です。

広島は急に秋になりました。

朝晩は涼しくなっていたものの、
おとといまで、
昼間はずっと真夏日で、
毎日、日傘をさしていました。

ところが、
昨日は昼も涼しく、
今日はさらに秋風で、

「手のひらを返す」とはこのことか、
というような気温です。

季節は確実に変化しますね。

人もそう。

最近コーチングを始めた
クライエントさんが、
2回目のセッションで、
早くも変化を遂げられました。

もともとのご相談は、

25年くらいやっている仕事が
イヤでしょうがない、
自分には向いていない、

でした。

その根っこにありそうな記憶を
洗い出し、先日、その一つについて、
意味付けを変えるワークを
やったのです。

その結果、
あっさりトンネルを抜け出され、
毎日、ご自身の思考・行動の
変化の報告を送ってくださいます。

私は、読むと心が洗われますし、
楽しいです。

サポートしている方が、
自分の変化を自分で言語化するのを
見るのはコーチの仕事の醍醐味ですね。

では、どうして、その変化が
起こったのでしょうか?

それが今日のテーマです。

ズバリ、
未完了が完了したからです。

ご本人がずっと持ち続けていて、
その人の中で宙ぶらりんのまま
残っていたイヤな記憶 --
それが『未完了』。

宙ぶらりんのまま残っていると、
無意識のうちに、
そこにエネルギーを使ってしまい、
それがブレーキとして働きます。

なので、前進しないんですね。

あるいは、
『よいこと』が目の前にあっても、
イヤな記憶が邪魔をして、

その『よいこと』をよいこととして
受け取ることができません。

ですが、

宙ぶらりんが『着地』すると、
『完了』します。

よく、
『地に足が着く』
なんていいますが、まさにそれです。

完了すると、エネルギーが、
本来のやりたいことに向かうので、
前進します。

意識が開かれてきて、
アンテナの感度が上がるので、
『よいこと』を『よいこと』として
受け取ることもできます。

そうすると、
自分の中でエネルギーの好循環が起き、
ますます新しい現実が起こってきます。

では、何をやったら、
未完了を完了させられるのでしょうか?

自分でやる手っ取り早い方法は、
イヤなデキゴトに対して、

「何のために(何の目的で)、
私はそのデキゴトを引き起こしたのか?」

と問いかけることです。

すると、
自分の隠れた目的(意図)が
あぶり出てきますので、

「そんなの、もうおしまい」
「これからはこうする」

と、

新しい行動を宣言すればOKです。

そのイヤなデキゴトを
引き起こしたのは自分である、
という認識を持つのが、
最大のポイントです。

あるいは

「何がそうさせたのか?」

という質問も効きます。

一度で答えに行きつかなかったら、
その質問を繰り返します。

すると、
真の原因
= 悪さをしている根っこの記憶

に行きつきます。

あとは、
その記憶を再編集して、
意味付けをかえればOKです。

そこは、専門家のサポートが
必要かもしれませんが、
根っこの記憶を特定するのが
まずは大事です。

うまくいかせていないことの
真の意図や真の原因を見つけて、
対処すれば、なんとでもなります。

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋&人事屋

LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント