坂本夏子です。
発達障害ということばを、
最近、よく聞きます。
私の身近にも
発達障害と診断された
お子さんを持つ方や、
そういう子供たちが通う
“特別支援学級”の先生である
友人がいます。
きのうもTVでやっていたので、
取り上げることにしました。
発達障害も、実は、
LAB プロファイルパターン
= 言語・脳内・行動パターンで、
説明できるのです。
というわけで、
シリーズ6回目をお伝えします。
発達障害をパターンでいうと、
最も特徴的なのが<内向型>。
そして、
<内的基準型>
<同一性重視型>
<プロセス型>が入っています。
<内向型>をこのメルマガで
取り上げるのは初めてですので、
まずは、それを説明しますね。
[関係性]というカテゴリーで、
“注意”が自分の内側に向いているか、
外に向いているかでパターンが
分かれます。
一般的には、“内向”は
「一人が好きで、人見知りがちな人」、
“外向”は「人と交わるのが好きな人」
といった意味合いでしょうが、
ここでいうのは、あくまでも、
LABプロファイル®のパターン
としての定義であり用語です。
<内向型>は、
注意が自分の内側に向いています。
自分の中の世界において
適切だと認識することに従って
行動します。
他者のノンバーバル
(身振り、手振り、表情、声など)
には反応しません。
相手の様子から、その人が怒っている、
喜んでいる、困っているなどに
気づきませんので、
相手はイライラしたり、怒ったりします。
自分の感情もあまり外に表しません。
なので、無表情、不愛想という
印象を与えがちです。
周囲の基準からすると、
人とうまくコミュニケーションを
図るのが下手ですし、不可解な
行動が多いです。
反対のパターンは<外向型>
他人のノンバーバルに反応し、
自分の感情も表に出します。
人と共感しあったり、ラポールを
とることが自然とできます。
世の中の多数の人は、
日常的に<外向型>なので、
<内向型>の人を問題視しがちですが、
パターンとして存在していることを
知るのが、まず、大事だと思います。
あと、私は発達障害の専門家では
ありませんが、発達障害の特徴に、
自分独自のこだわりの強さも
あるのではないでしょうか。
それをパターンでいうと、
自分の中に基準がある<内的基準型>、
プラス
“同じ”を重視する<同一性重視型>、
プラス
決まった手順を繰り返す
<プロセス型>です。
この三パターンが重なると、
他者や、環境の変化に合わせて、
柔軟に対処する、という行動には
向かいません。
でもそれは、
多数派の基準からすると
そうなのであって、
本人は、自分の好きなことを、
多数派にとってあり得ない高いレベルで、
繰り返したり、続けたり、
探求したりします。
それを活かして、芸術やIT系の
世界で活躍している人もいますね。
「障害」と呼ぶと障害でしか
ありませんが、
優劣・正誤ではない特徴と
認識すれば、可能性が広がります。
数日前のTVで、発達障害専門の
名医として慕われている
精神科の先生が、
「その人のすべてを尊重して、
一切、否定せずに関わる」
という趣旨のことを言っていました。
まさに、そういうことなんだと
思います。
私のLABプロファイル®の
トレーナー仲間に、
お嬢さんが発達障害っぽい?
ところがある、という
お母さんがいます。
彼女は、
LABプロファイル®を学んで、
娘さんのことが、うんと理解でき、
うんと楽に付き合えるようになった
と言っていました。
相手のパターンがわかれば、
相手に対する客観性が生まれます。
そうするとしめたもので、
寛容さと敬意をもって
相手に接する余裕が自分の中に
生まれ、
そのパターンに合った
ことばと行動を自分が選ぶ、
という柔軟性を私たちは手にします。
それが、より楽に&建設的に
人とコミュニケーションを図り、
一緒に新しい世界を創り出すことに
つながりますよね。
まさに、王道。
それが私の作りたい世界なんだと、
これを書きながら、より、
腑に落ちてきました。
あなたはどうですか?
何かのお役に立てば幸いです。
ではまた!
坂本 夏子
ことば屋&人事屋
LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント