【飛躍のヒント】マスクでわかる忖度のナゾ

坂本夏子です。

新型コロナウィルスですが、
4日連続で東京都の感染者数が
50人を超えたとのことで、
ついに第二波か、と
気になっております。

それと呼応しているのかいないのか、
不明ですが、

使い捨てマスクの最安値のものの
単価が、
一時(一週間前くらい?)は、
一枚8円まで下がっていたのに、
今日、ネットを見たら15円でした。

コロナは、ほんと、いろいろなことを
気づかせてくれます。

私の中に新たに生まれた習慣が、
まさにこの、マスクウォッチ。

「マスク」を視点に世の中を見ると、
実に面白いです。

例えば、

需要と供給と値段。
供給体制。

アベノマスク。

日本企業の、数々の、
布マスク新商品。

代表的なところでは、
ユニクロ、ミズノ、ヨネックス
ですが、

全国の中小の衣料・繊維関係の
メーカーもいろいろ出していますね。

はたまた、中国の “露骨な” マスク外交。

100年前のスペイン風邪のときから
あまり変わらない、
日本のマスク事情。

台湾の素晴らしすぎるマスク管理体制。

従来マスクをしていなかった
欧米でのマスクの浸透。

マスクに関するWHOの見解の変化。

・・・・ などなど。

私のマスクをする・しないの基準も、
ここ数カ月で変化しました。

そんな中で、面白いことを
新聞で知ったので、紹介します。

マスクと心理の関係、そして、
日本文化と欧米文化の違いです。

東京女子大学教授の田中章浩さん
によると、

顔の中で最も感情が表れるのが口元で、
最も、感情を隠せないのが
目だとのこと。

従来から日本をはじめとして、
韓国、中国、台湾、香港は
マスクをする習慣がありました。

一方、欧米では、これまでは、
医療現場を除き、マスクをする
文化はなく、

むしろ、マスクで顔を隠すことに
対してネガティブな印象を持つ人が
多かったわけです。

田中先生はこのことを
うまく説明していくれていて、

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感情を表に出す文化の欧米人に
とっては、気持ちを読み取るのに
口元がわかりやすい。

一方、
感情をあまり表に出さない文化の
日本人にとっては、
意思で動かしにくい目元を見る方が、
相手の真意を読み取りやすいのです。

(2020/6/20 朝日新聞より)

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これってつまり、
欧米は「自分を表現する」文化。

日本は「相手を読み取る」文化。

だから忖度がはびこるんだ~!!

それが、「マスク」を切り口に、
よくわかりました。

実際、政府高官の警護にあたるSPは、
アメリカでは、目の保護のために
普通にサングラスをかけていて、
それはOKですが、

日本のSPは、サングラスどころか
メガネすらかけないと聞いたことが
あります。

目を隠すことが、日本では
文化的に No であるばかりではなく、

警護に当たる以上、
要人や周囲の状況が
裸眼でよく見える状態を、
常に確保する必要があるでしょうし、

SPがサングラスで目立っては
いけないという理由もあるのかも
しれません。

それはさておき、
コロナが終息したら、私たちは、
マスクをはずしてサングラスを
かけることを習慣にすれば、

忖度から自己表現へという、
パターンチェンジが可能になるのでは
ないか、と、妄想してしまいました。

日本人が、今後、世界で伍して
いくためには、とっても
必要じゃないかと思うのです。

ものすごいパターンチェンジ戦略を
思いついたと、
一人、エキサイトしてるのですが、
あなたはどう思いますか?

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋&人事屋

LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント