【飛躍のヒント】反映分析型のワナからの脱出

坂本夏子です。

今日は、LABプロファイルの
個人レッスンの日でした。

クライエントは企業の管理職氏。

部下やお客様との人間関係で
悩むことも多いそうで、
職場での影響力を向上させるために、
学んでおられます。

昔の自分を応援しているような
気もして、私にとっては
楽しいひと時です。

その方から、こんな質問がありました。

「坂本さんが会社員時代に、
自分の価値基準に従って
いい仕事をしたと思えた時って、
どんな時でしたか?

実例を教えてください。」

なるほど~

そこで、前職での経験を
ひとつお話ししました。

まずは、それをシェアします。

ある部門のマネージャー達に、
グループコーチングをした時の
経験です。

その部門では、当時、
部下からマネージャー達への
不満が高まっていました。

自分たちで何度か対策を
話し合ったものの、
いき詰まってしまったそうなのです。

そして、一人のマネージャーが、
人事の私に助けを求めてきたんですね。

そのチームに足を運んで、
マネージャー達の話を聴きました。

途中では、
部下の代表者にも入ってもらい、

彼らがマネージャーへどのような
不満を持っていて、
その理由は何なのかを、
率直に語ってもらいました。

そんなミーティングを
何度か重ねた結果、
すごくいい成果が上がったのです。

最終的には、マネージャーは、
自分たちの言動を自分たちで
真摯に振り返り、部下に向かって
プレゼンテーションをしました。

「こんなところが、
自分たちは至らなかった。

これからはこうする。

だから協力して欲しい。

具体的には、、、、」

そうすると面白いもので、
”不満を述べていた” 部下たちが

「それって上司だけの問題じゃ
ないです。

私たちも、ちゃんとしないと
いけないとこが、たくさんあります。」

と言い出したのです。

ちょっと感動モノでした。

そこまでお互いが近づいてくると、
しめたもの。

あとは、マネージャーが
「こうする」と決めた具体策について、
部下の意見を取り入れて、
協力して実行するだけです。

その部門のチームワークを
次のレベルに高めるお手伝いを
したことが、

私にとっては、

「いい仕事をしたな~」

という実感のミナモトでした。

すると、今日のクライエント氏から、
次の質問がありました。

「そこまでのことをするのって、
難しいと思うのですが、
どうやったのですか?

マネージャー一人一人の
LABプロファイルパターンに
合わせて、ことばを変えていったとか?」

鋭い質問です。

私がやったのは、ただ一つ。

~~~~~~~~~~~~~

マネージャー達が、

「自分たちのどのような言動が、
部下に不満を持たせてしまって
いるのか」に

気づくようにした。

~~~~~~~~~~~~~

これだけです。

それを丁寧にやっていきました。

で、ここからが実は本題で、
(長いですね~)

それが、
【どつぼパターン】から
【達成パターン】へ
シフトチェンジするときの
最も大事なポイントです。

マネージャー達は、当初、
彼らに不満を述べる部下への不満を
口にしていました。

そしてその状態にとどまっていた……。

これはパターンでいうと、

行動せずに留まる<反映分析型>

相手を問題視する<問題回避型>

相手に左右される<外的基準型>

であり、
立派な “どつぼ” です。

じゃあ、それを【達成パターン】に
チェンジするには、
何をすればよいでしょうか?

三つを一度に変えるのは大変なので、
まず、どれか一つを変えて、
どつぼの無限ループから抜け出す。

それが戦略です。

最優先は
<反映分析型><主体行動型>
変えることです。

そのためには、

~~~~~~~~~~~~

目の前の現象を作ったのは
自分(たち)である

~~~~~~~~~~~~

と認めればよいのです。

誰かのことを、あーだこーだと
言っている間は、変化は起きません。

だって、
「悪いのはむこうだから」という
ロジックが作動していますから、
自分は行動しないですよね。

そう。

まさに、
そこに留まって行動しない
<反映分析型>のワナに
かかっています。

それをやめ、

「その現象を作ったのは自分である」

を認めれば、

自分でやっていることだから、
自分で変えることができ、
主体的な行動に向かいます。

<主体行動型>の登場です。

すると、
ああしよう、こうしよう、という
自分のアイデアが湧いてきて、
自分の決断に向かいます。

<内的基準型>へのチェンジですね。

あとは、

何のためにそのチェンジをするのか?

の問いを立て、自ら答え、
肯定的な目的をセットします。

それは<目的志向型>ですよね。

三つ揃えば【達成パターン】が
出来上がります。

シンプルです。

仕事でも人生全般でも、
つい、誰かを責めてしまって
抜け出せないこともあるかも
しれませんが、

「その現象を作ったのは自分である」

を認めると、
人生はうんとラクになり、
あなたも私も変化を起こしますよ。

心の底からおススメします。

なお、
【達成パターン】とは、
以前は「成功パターン」と
呼んでいたものです。

昨日、名前の変更について
お伝えしました。

詳しくはコチラ↓↓↓

達成パターン登場!

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋&人事屋

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