【飛躍のヒント】#142 西野監督の『なるほど』なことば

ワールドカップサッカー、日本代表、
セネガル戦は、勝ち点 1でしたね。

いい感じで進んでいて、嬉しいです。

私は、1980年代、学生から社会人
になったばかりの頃は、結構な
サッカーファンで、ワールドカップを、
夜中にTVで見ていました。

最近は、とんと横着して、翌朝の
ニュースで結果を知る派です。

その代わり、選手や監督のことばに、
注目しています。

今回のセネガル戦で、西野監督の、
なるほど、と感じたことばが、
これです。

試合前のインタビューで。

===============
(セネガルの)個人の力の高さは
リスペクトしないといけないと思い
ますが……… (中略)…………(日本は)
全員で戦う discipline ディシプリン
は持っている。
===============

リスペクト -- いいですね~。

ここでクイズです。

あなたは、本当に実力のある
チームは、どんなチームだと思い
ますか?

個人の力とチーム力のバランス
がとれたチーム?

スピードのあるチーム?

どん底を経験したチーム?

答えは、

============
格上だからといっておじけづかず、
格下だからといって見下さず、
常に対戦相手をリスペクトしている
チーム
============

です。

私のコーチングの恩師の一人、
谷口貴彦さんから、以前、
お聞きしました。

谷口さんは日本スポーツコーチング
協会の代表理事で、オリンピックの
ナショナルチームのヘッドコーチの
コーチをされているので、説得力が
あります。

相手へのリスペクトがなく、

「今日の相手はチョロいよね」

なんて、言っていると、

格下の相手に番狂わせで負ける、
といったことが、簡単に起きる
そうです。

また、対戦相手が格上だからと
おじけづいて、

「ムリだ」

なんて思っていると、
そもそも、勝機は生まれません。

ランキングや、過去の成績に
かかわらず、相手に敬意を払う。

その試合への対等な参加者として、
フラットな気持ちで、最善を尽くす。

これが、いい結果を生むのだと
思います。

そして、対戦相手への敬意は
試合への敬意、ファンへの敬意、
関係者すべてへの敬意に
つながります。

日大のアメフト部の上層部に、その
意識があれば、あんな事件は
起こさなかったはず。

頻発するセクハラやパワハラも、
国会議員のありえない「やじ」も、
相手へのリスペクトが欠けている
ことで、起こります。

今日は、面白いストーリーはなく、

やっぱり、人と人との関係は、
リスペクトがベース!

これが、結論でした。

西野ジャパン、
次も、翌朝のグッド・ニュースの
ために、応援してるよ~

坂本 夏子

ことば屋
トランスフォメーショナル・コーチ®
LABプロファイル®
マスターコンサルタント