今日はコーチングのお話です。
クライエントの M さん。
自分のやりたいプロジェクトが
あります。何を、どのように
やったらいいかも明確ですが、
停滞気味だそうです。
行動が続かない、とのこと。
どうして続けないのかを聞いて
みると、自分のできが、自分で
納得できない、とか、つい、
他のことをやってしまう、など、
いろいろありました。
なるほど。
そもそも、何のために、それを
やるのかを聞くと、明確な
<目的志向型>の意図をお持ちで、
究極は、世界を平和にする、
とのこと。
いいですね~。
これが、何かを避ける
<問題回避型>だと、うまく
いかないので、そのズレを調整
する必要があります。
どこにズレがあるのか -–
顕在意識か、潜在意識か、
メタ無意識か、の見極めも
重要です。
いろいろ、質問を重ねていると、
お母さんとの昔の記憶が、影響
していたようです。
自分が決めたことを、お母さんに
伝えたら、否定的な反応があった
とのこと。
そういうことは、よくありますね。
なので、まずは、その記憶に対処。
意味付けを変え、記憶を書き換え、
体験を「完了」させるステップを
ふみました。
次に、Mさんの日常で、何を優先
しているかをきくと、
プロジェクトよりも、自分の病気・
体調への対応と、夫のことの
優先順位が高いのです。
そこで私は尋ねました。
自分の病気や体調と、
プロジェクトを進めることに
関係はありますか?
と。
・
・
・
ない、との答え。
話は単純です。
自分の体調を言い訳に、
やりさえすればよいとわかって
いることを、やらなかった。
ただ、それだけです。
お母さんとの記憶も、
「自分は言い訳していた
だけだった」
と気づかれました。
そして、
「体調が悪いから行動できない
のではなく、行動しないから、
さらに、体調を悪くしてしまって
いたのだと思います」
と、おっしゃいました。
ビンゴ!!
そうなのです。
私たちの脳は、体の動きをみて、
本気度を判断し、それに応じて、
体への指令を調整している
そうです。
セッションの最後にMさんが
言ったことばが、印象的でした。
「行動を続けないことの言い訳を、
他のことでしていた」
結果を出すための順番は、
=============
行動する ->
脳を味方につける ->
さらに行動する ->
結果を出す
=============
です。
その時のパターンとしては、
おなじみの「成功のTop 3」
目的に向かう<目的志向型>
自分で決める<内的基準型>
自ら動く<主体行動型>
です。
逆は、どつぼパターンです。
コーチングは、プラスの
状態にいる人を、本人の望む、
より大きなプラスに到達
するようアシストする
「愛のあるナビ」です。
そして、多くの方が、どこかに、
暗闇を抱えていたり、調子が
よかったのに、急にブレーキが
かかったりを、経験します。
そんな時に、心の深いところに
きちんと対応すると、いい循環が
生まれます。
私は、以前は、深い根っこへの対応に
苦慮していましたが、
トランスフォメーショナル・
コーチングのおかげで、
やり方を身に着けました。
Mさんの飛躍が楽しみです。
(Mさんのご了解のもと、
掲載しています)
ではまた!
坂本 夏子
ことば屋&人事屋
LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォメーショナル・
コーチ®