【飛躍のヒント】#162 味方を確保する唯一の順番

今日はコーチングのお話です。

クライエントの M さん。

自分のやりたいプロジェクトが
あります。何を、どのように
やったらいいかも明確ですが、
停滞気味だそうです。

行動が続かない、とのこと。

どうして続けないのかを聞いて
みると、自分のできが、自分で
納得できない、とか、つい、
他のことをやってしまう、など、
いろいろありました。

なるほど。

そもそも、何のために、それを
やるのかを聞くと、明確な
<目的志向型>の意図をお持ちで、
究極は、世界を平和にする、
とのこと。

いいですね~。

これが、何かを避ける
<問題回避型>だと、うまく
いかないので、そのズレを調整
する必要があります。

どこにズレがあるのか -–
顕在意識か、潜在意識か、
メタ無意識か、の見極めも
重要です。

いろいろ、質問を重ねていると、
お母さんとの昔の記憶が、影響
していたようです。

自分が決めたことを、お母さんに
伝えたら、否定的な反応があった
とのこと。

そういうことは、よくありますね。

なので、まずは、その記憶に対処。
意味付けを変え、記憶を書き換え、
体験を「完了」させるステップを
ふみました。

次に、Mさんの日常で、何を優先
しているかをきくと、

プロジェクトよりも、自分の病気・
体調への対応と、夫のことの
優先順位が高いのです。

そこで私は尋ねました。

自分の病気や体調と、
プロジェクトを進めることに
関係はありますか?

と。



ない、との答え。

話は単純です。

自分の体調を言い訳に、
やりさえすればよいとわかって
いることを、やらなかった。

ただ、それだけです。

お母さんとの記憶も、

「自分は言い訳していた
だけだった」

と気づかれました。

そして、

「体調が悪いから行動できない
のではなく、行動しないから、
さらに、体調を悪くしてしまって
いたのだと思います」

と、おっしゃいました。

ビンゴ!!

そうなのです。

私たちの脳は、体の動きをみて、
本気度を判断し、それに応じて、
体への指令を調整している
そうです。

セッションの最後にMさんが
言ったことばが、印象的でした。

「行動を続けないことの言い訳を、
他のことでしていた」

結果を出すための順番は、

=============
行動する ->
脳を味方につける ->
さらに行動する ->
結果を出す
=============

です。

その時のパターンとしては、

おなじみの「成功のTop 3」

目的に向かう<目的志向型>
自分で決める<内的基準型>
自ら動く<主体行動型>

です。

逆は、どつぼパターンです。

コーチングは、プラスの
状態にいる人を、本人の望む、
より大きなプラスに到達
するようアシストする
「愛のあるナビ」です。

そして、多くの方が、どこかに、
暗闇を抱えていたり、調子が
よかったのに、急にブレーキが
かかったりを、経験します。

そんな時に、心の深いところに
きちんと対応すると、いい循環が
生まれます。

私は、以前は、深い根っこへの対応に
苦慮していましたが、
トランスフォメーショナル・
コーチングのおかげで、
やり方を身に着けました。

Mさんの飛躍が楽しみです。

(Mさんのご了解のもと、
掲載しています)

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋&人事屋
LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォメーショナル・
コーチ®