坂本夏子です。
このところ、
複数のクライエントさんと、
私に同じ状況が発生しています。
類は友を呼ぶのか?
自分が周りの人に伝染させて
しまっているのか?
と、思ったりもするのですが、
どんな状況かというと、、、
新しいことに、次々、
手を広げるけど、
一つ一つを終えない。
経験ありますか?
その現象は、結構、やっかいなので、
今日は、それをテーマにします。
久しぶりに、がっつり、
LABプロファイル®のパターンで
説明しますね。
そもそも、
LABプロファイル®の意味ですが、
Language and Behavior プロファイル
です。
ことばと行動のプロファイル。
人の「ことば」と「行動」から、
その人がどんな特徴(パターン)を
持っているのかを、
プロファイリングするのです。
あぶりだすわけです。
しかも、本人が全く気付いていない
脳(無意識)の深~いところから
発生している特徴なので、
あぶりだし甲斐があります。
あ、ただし、その人はいつもそう、
というわけではありません。
LABプロファイル®では、
必ず、コンテクスト(場面、状況)を
特定してパターンをとらえます。
あなたも私も、豊かで多様なので、
都度都度、違う思考・行動パターンを
発動しています。
で、
「新しいことに次々手を広げる」
という行動は、パターンでいうと、
<オプション型>です。
オプションとは選択肢。
<オプション型>だと、
選択肢を求める、
機会を求める、
未来に目を向ける、
新しいものが好き、
自由を求める、
探求心旺盛、
答えを自分で作り出す、
型にはめられるのがイヤ
といった特徴があります。
限定品に弱い、
オマケ好き、
みたいなところもあります。
その逆のパターンは、
<プロセス型>です。
所定のやり方に従います。
答えを欲しがります。
手順をきちんと踏み、終えます。
過去に目を向けます。
面白みはないかもしれませんが、
きちんとやります。
何かを実行するには、
マストで必要なパターンです。
「新しいことに次々手をつけ、
目の前のことを終えない」場合、
<オプション型>の弊害が
発生しています。
<オプション型>をやめて、
<プロセス型>を採用すれば
いいのですが、
なかなかね~、って時もあります。
じゃあどうする?
Step 1
<オプション型>のワナに
陥っていることに気づく
気づかないと、
ずるずる行きます><
Step 2
どうして、次々、目移りするのか?
どうして、一つ一つを、
きちんと終えないのか?
と、問いかけます。
最も多い理由は、
今やっていることが、
結果を生んでいないので、
途中でやめてしまう。
1~2度やって、
うまくいかないと、
これはダメ、だから、他のもの
となってしまう。
Step 3
その裏にある前提は何か?
と問いかける。
簡単にうまくいくはず、
という前提があることが多いです。
ものごとを、難しく考えるのは
よくありませんが、
初めてやることが、
1-2回で簡単にうまくいくかというと、
それも現実的ではないですよね。
なので、
Step 4
工夫をする
工夫をするのは、
<オプション型>の一つの側面です。
工夫 = 考案 です。
<プロセス型>だと、
正解を求めるだけで、
自分で編み出しません。
というわけで、
<オプション型>のワナからは
<オプション型>で脱出しましょう。
<オプション型>は、
抜け道を探すのも得意です。
だから大丈夫です。
工夫をして続けましょう。
ではまた!
坂本 夏子
ことば屋&人事屋
LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント