【飛躍のヒント】天皇陛下の生きる目的

坂本夏子です。

気がついたら、
平成もあと一週間で終わり。
令和の時代に突入しますね。

そこで今日は、大胆不敵にも、
今の天皇陛下の生きる目的を
論じます。

何のために生きるのか? は、
誰にとっても大事なテーマ。

天皇という、究極の立場にある人を
例にすることで、いろんなことが
見えやすくなると思うのです。

私は、今の陛下が退位されたら、
どのようにお元気で過ごされるのだろうと、
気になっています。

というのは、、、

彼は、生まれた時、すでに皇太子。

それからの85年を、
準備期間か、本番の期間かは
さておき、

天皇であるためにのみ、
過ごしてこられたわけです。

(写真は「天皇陛下 昭和28年欧米14か国の旅」より)

ここ数年の報道で接する、
陛下のことばからすると、

天皇の仕事とは、
日本と世界の人々の幸福と安寧を
祈ることであるようです。

昭和20年の8月15日までと
その後で、
前提の違いはあったにせよ、

彼は、天皇という職務を通じて、

日本と世界の人々の幸福と安寧を
祈ることのために生きてきた、
と言い切ってよいと思います。

それを「全身全霊」でやった、と。

その人が、その職を退いた時、
人としての、彼の脳・心・カラダに
与える影響は、大きいはず。

これから、何を目的として生きて
いかれるのだろう?

へたしたら、自分は何者か?
という自己認識の危機に
陥ってしまうのではないか?

なぜそんなことを考えるかというと、

このちっぽけな私ですら、
会社を閉じるという仕事を終え、
「撤退外資の人事部長」という
自己認識がなくなったあと、

しばらくは、

私は何者か?
が不明確になりました。

そのため、
なんとなく漂流してる感が
ありましたもの。

コーチとして起業する意思は明確で、
準備も行動もしていたにもかかわらず、
です。

私が師匠から聞いた話によると、
「お年寄りのパラダイス」のような
アメリカのフロリダで、
引退後、お金も時間もあり、

「これで余生を楽しくすごすぞ」と
思っている人たちの平均余命は、
1年半だというのです。

現役時代の、
何かに向かってまっしぐら、
の状態がなくなると、

その人の脳 (メタ無意識)は、
あー、この人、もうやる気ないんだね、
と判断し、

命の糸を、
ぷつんと切るのだそうです。

体がそのように反応する、
というわけです。

天皇陛下は我々の想像をはるかに超えた、
深く賢明な思考をされる方のようなので、
心配には及ばないかもしれませんが、

一ファンとしては、
気になってしまいます。

上皇として、引き続き、
日本と世界の人々の幸福と安寧を
祈るために生きるのか。

あるいは、

ライフワークのハゼの分類の研究に
邁進するのか。

なんでもいいので、

陛下、どうか、

あなたの、世界一かもしれない
その大きな器にふさわしい、
一人の人としての生きる目的を
お持ちください。

そして、

いよいよやってくる人生の第二幕を
これまで以上に、生き生きと
お過ごしください。

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋&人事屋

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