坂本夏子です。
コミュニケーションにおける
やると差がつく王道の準備、
ということで、昨日、
こう書いていました。
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1)発信の目的と、
2)相手から得たい反応を
明確にする。
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これだけでも、かなり、
発信力が上がります。
特に2)の、
相手から得たい反応をあらかじめ
言語化しておくのが、
違いを生むポイントでしたね。
今日は、もうワンランク
上をいくためのコツをお伝えします。
ズバリ、これです。
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これだけは避ける
という反応を明確にする
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“反応”を、”結果” と読み替えて
いただいても結構です。
これは、ここぞ、という
コミュニケーションをとる際は、
必ずやりましょう、
というレベルの重要ポイントです。
例えば、
難易度の高い仕事をする時
正式のプレゼンテーションをする時
望まないデキゴトが起こってしまい、
その対応にあたっている時
などですね。
私の人事時代の仕事でいえば、
“これだけは避ける” の例に、
こんなものがありました。
お客様(社員)の半数以上が
拒否反応を起こす。
法律問題に発展する。
コミュニケーションが途切れる。
案件の重要度に応じて
避けることも変わってきます。
あなたの状況や仕事に置き換えて、
どんなことがあるか、
想像してみてください。
“これだけは避けること” を
事前に明確にすることで、
相手の抵抗を予測し、
それを起こさないためには、
何を言い、何を言わず、
どのように振る舞うのか、
など、
発信のための準備が、
より万端に整います。
そうすることで、本来のゴールである、
相手から納得の Yes を引き出す
“なるほど、これは大事なんだ、
教えてくれてありがとう”
といったコメントを受け取る
といった
目的を達成する可能性を
高めていきます。
実際、
それをやっていたおかげで
難しい案件で、
望みうる最高の結果を
出したこともあります。
パターンでいうと、
これを得るという
<目的志向型>の行動と
これは避けるという
<問題回避型>の行動を
セットで使うわけですね。
ラグビーでもサッカーでも
フォワードとディフェンスが
連携して点を取るわけで、
最強です。
なぜ、これをお伝えしているかと
いうと、
私は、その準備を怠ったために、
大きくハズしてしまったことが
あるのです。
その事例を、一つシェアします。
とある重要プロジェクトの、
山場にかかっていた時です。
従来は、ほとんど
関心を持たれていなかった
事項について、
社員から、急遽、同意を得る必要が
生じました。
そこで、全社員の前で、
私はプレゼンテーションを
したのです。
すると、
がぜん、社員の関心が高まり、
予想外の「おおごと」になりました。
一発ですんなり同意を得るという
ゴールからは程遠く、仕切り直しを
せざるを得なくなりました。
結果として、プロジェクトに
2週間の遅れが生じ、
やり直しのための仕事量も
ドカンと乗っかりました。
そうなった原因を振り返ると、
もちろん私にあったわけで、
この二つです。
1.その案件の難易度を見誤った。
2.オーディエンス(お客様)の
理解が不足していた。
特に二つ目の、
相手理解の不足が大きかったです。
相手理解を凝縮すれば、
相手は何を好み、何を嫌うのか?
です。
相手が好きなことは、
わりと気づきやすいですが、
嫌うことは、気づかない、
もしくは、気づいていても
見て見ぬふりをする、
そして
地雷を踏んでしまう。
そういう経験ってありませんか?
とは言え、9/28 のメールで、
「雨降らずして、地は固まらない」
「地を固めるには雨が必要」
と私は言ったわけで、
”もめる” ことは、
相互理解のために必然的に必要
という側面もあります。
さりながら、
時間的にも労力的にも
ギリギリの状態で、
プロジェクトを進める場面や、
すでに
ネガティブになってしまっている
場面などでは、
避けたいことは避けるに
越したことはないです。
だからこそ、
それが何なのかを
あらかじめ明らかにして、
対策を講じるのは、
必要ですし、おススメです。
三日前から、目的の重要性を
様々な角度からお伝えしてきました。
「目の前の目的」
何か気づきがあったら、
シェアいただけると嬉しいです。
ではまた!
坂本 夏子
ことば屋&人事屋
LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント