【飛躍のヒント】ゼロの法則・第二弾

坂本夏子です。

前回のメールで「ゼロの法則」を
取り上げました。

坂本夏子です。 あなたは「やめる」決断を したことはありますか? 私はこの夏、一つ、 ...

やっていたことをやめる
決断を助けてくれる法則です。

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「今、これがなかったら、
今、これを作りますか?」

この問いへの答えが No なら、
それはやめるべきこと。

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すると、読者から、

「今、これを作りますか?」の
「作る」のことばについて
質問がありましたので、
まずは、それにお答えします。

質問にはこうありました。

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例えば、タバコをやめるかどうかで

「今、タバコがなかったら
今、タバコを作りますか?」

という問いかけになるのでしょうか?

仕事をやめるかどうかなら

「今、仕事がなかったら
今、仕事を作りますか?」

となりますか?

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回答しますね。

「作る」という動詞に
こだわる必要はありません。

「始める」「やる」に読み替えて
いただいて結構です。

タバコの例は、喫煙のことかと
思いますが、

今、喫煙をしていなかったら、
今、喫煙を始めますか?

が、問いです。

せっかく質問をいただいたので、
この質問の目的を
お伝えすることにしました。

そこで第二弾です。

ゼロの法則は、
よりよい未来のために
自分がやるべきことを
取捨選択するためのものです。

自分は、目的に対して
本当に重要なことに
取り組んでいるのか?

自分の限られた資源
(時間、エネルギー、お金、人、
知識・経験など)を配分する先として、
今、やっていることは、最適か?

を問うためのものです。

なので、
「うまくいっていること」
に対しても使えます。

今、うまくいっているからと言って、
未来永劫、それが続くとは限らない
わけで、

今のうちにやめて、
新しいことを始めるのはアリですよね。

ご紹介した質問は、もともとは、
経営コンサルタントが
企業の事業、戦略、商品、制度、
仕組み、組織、手法、手順、
人員などの見直しを支援する時に
使う質問だそうです。

まさに、
「やるべきこと」を選ぶための
質問です。

一方で、この質問を使う目的が
ズレていると、ズレた答えが
でてしまう可能性があるので、
そこは要注意かと思います。

読者の質問にあった「仕事」を
例にすると、、、

例えば、ふだん、

「仕事がいやだ。。。」

「仕事に行きたくない。。。」

とつぶやいている人がいたとします。

その人がこの質問を使うと、

今、この仕事がなかったら、
今、この仕事を始めるか?

と問います。

答えは、

始めない、となりがちです。

だっていやなのだから。

すると、

だから、やめて転職する。

新しい職場でいやなことが起きる。

同じ質問をする。

やめて、転職する。

というように、
転職を繰り返すばかりで、

「いやだ」のループに留まり、
成長せず、充実感や幸せも
得られない可能性が高いです。

いやだからやめる、というのは、
典型的な、どつぼの
<問題回避型>の行動ですよね。

「いやだからやめる」のみを行って
人生やキャリアが好転した人を
見たことはありません。

なので、

「いやな」現状を、同じ場所で、
自分の新しい思考と行動で
まずは打破し、
その経験・学習を持って次へ行く。

もしくは、

これからは、何のために、
何をどのように行っていくのか?

という After の状態を、
自分の意思と基準で具体的に決め、
それを宣言し、その上で、
そこへ行く。

まさに、
<目的志向型>
<主体行動型>
<内的基準型>
の成功パターンですよね。

このいずれかがおススメです。

虐待やDVを受けている人が、
新たな人生を生きるために
自らの決断でそこを抜け出て、

まずは駆け込み寺に駆け込むとすれば、
それは素晴らしいことだと思います。

人によっては、「いやな」現状を
自力で打破してみると、
その仕事が天職だったと気づき、
同じ場所で幸せをつかむ人もいます。

そうなったら、
最高のブレイクスルーでは
ないでしょうか。

前回のメールの最後に書いた、

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もちろん、損切りしたら、
学ぶ必要はあります。

何の必然性があって、
自分はその経験をしたのか?
と問いかけるのも重要です。

それとセットで、
ゼロの法則を使うと飛躍します。

~~~~~~~~~~~~

とセットで、
お役に立てば幸いです。

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋&人事屋

LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント