坂本夏子です。
このところ、
時間の悩みを引き起こす
９つの要因への対策を
シリーズで取り上げています。
９つの要因はこれでしたね↓↓
１．何のために時間を使うのかを
決めていない（目的の欠如）
２．目的達成のために、
何をやり、何をやらないのかを
決めていない （戦略の欠如）
3．やり方を知らない
（戦術の欠如）
4．具体的に、何をいつ
やるのかを決めていない
（行動プランの欠如）
５．制限時間を設けていない
（期限の欠如）
６．所要時間を甘く見積もっている
（見積もりの精度の低さ）
７．達成後、あるいは達成の途中に
避けたいことがある
（無意識の問題回避）
８．達成しないことにメリットがある
（創造的回避）
９．前進している感覚や
達成しそうな感覚がない
（前進感覚の欠如）
きのうまでに、１番から４番まで
行ったので、今日は、
５．期限の欠如 と
６．見積もりの精度の甘さ
を取り上げます。
期限の欠如とは
「いつまでにそれを終えるのか」を
決めていないということです。
決めなければ、ズルズル、
それこそ時間ばかりかかりますので、
まずいですよね。
あなたも聞いたことがあるかも
しれませんが、
英国の歴史学者・政治学者の
パーキンソンさんが
こんなことを言いました。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
【パーキンソンの法則】
仕事の量は、
完成のために与えられた時間を
すべて満たすまで膨張する。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
２週間あると思えば
２週間の仕事になってしまうし、
３日あると思えば
３日の仕事になるし、
１日しかないと思えば
１日で終わる、というわけです。
なので対策はシンプルで、
「期限を決める」。
かける時間を減らしたいなら、
より短い期限を設定すれば
よいわけです。
まずは期限を決める。
そんなに簡単なら苦労はしない！
なんて思っていますか？
決めない人の脳内トークは
これが多いです。
そうは言っても決められない、
だって、できそうにないし、、、
過去もできなかったし、、、
あるいは、
決めたけど守れない、
だから、ズルズル伸びてしまう、
そしていつしか、決めなくなる。
どうしてそんなことに
なるのでしょうか？
大きな原因の一つが、
所要時間の見積もりの精度の甘さ
です。
３０分で終わると思っていたけど、
２時間かかってしまう、
などですね。
その対策は、これです
^^^^^^^^^^^^^^^
期限を決めて、実行し、
所要時間を測る。
それを繰り返すことで、
所要時間の見積もりの精度を
上げる。
^^^^^^^^^^^^^^^
「こんなにかかっている」と
自分を責める必要はありません。
「このくらいかかるものなんだな」と
認め、その時間をかけることを
自分に許しましょう。
そして、その時間を “かけて”、
集中してやり切りましょう。
“かかる”のではなく、”かける”のです。
この違い、わかりますか？
超・重要です。
人生を変える “ことば” の違いです。
”かかる” は無意識レベルで
受け身です。時間に、あるいは
作業にコントロールされています。
言語・脳内・行動パターンとしては
＜反映分析型＞。
一方、”かける” は、自ら主体的に
そうしているので＜主体行動型＞。
うまくいくのは＜主体行動型＞です。
もちろん、
自らやると決めた大切な目的のために、
大切なことをやっている、
という前提で、です。
昨日お伝えした、
私のごはん作りの時間でいえば、
元々、夕食の準備に１時間かかっていて、
それを減らしたかったのです。
３０分にする、と決めて繰り返し、
時間を測り、
３０分に減らすための戦略を
考え、３０分にしていきました。
朝は２０分です。
で、期限を決めない理由が、
単純な見積もり時間の精度の甘さ
ではなく、
「そうは言っても決められない、
だって、そんな時間でできそうに
ないし、、、
過去もできなかったし、、、」
という過去の記憶、つまり
”私はできない”というセルフイメージ
からきている場合、
より心理的な、潜在意識に
アプローチするコーチングが有効です。
ただし、その場合でも、
実際に何度もやって、
時間を測り、見積もりの精度を
上げていくという顕在意識下での
行動は必要です。
予定通りの時間で終える
体質を作っていくわけですね。
時間シリーズ、役にたっていますか？
このあとは、いよいよ佳境の、
要因の７、８、９ですね。
質問やコメントあれば、
このメールへの返信か、
メールの下部にある
「コメント・質問・相談」から
どうぞ。
ではまた！
坂本 夏子
ことば屋＆人事屋
LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント