坂本夏子です。
きのうの
「なぜ骨抜き作戦が成功したのか?」
の続きです。
「和の国の教育」という講座の中で、
教育勅語のメッセージの
普遍の価値と、
それを日本に捨てさせたGHQも、
完全否定していたわけではない、
と知ったところまで
お話ししていました。
そして、
授業を受けたその日の夜です。
感想を求めるアンケートが届き、
私は名前を出して回答しました。
その翌日。
講師の先生(伊勢先生)から
届いたメルマガに、
前日の講座の内容が書かれていました。
メールのタイトルは、
「共同体の人生観が教育を真っ当にする」。
なるほど~、
これが昨日の講座のメッセージ
だったのか
とようやく私は気づきました(遅い><)。
参加者からの感想も、複数、
載っていました。
驚くことに、
私のものも入っていて、
そこに先生のコメントがありました。
私の感想↓↓
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私は、小学生の頃から朝日新聞を読み、
憲法9条は守るべきものと考えていた、
ごく普通に「マジメに洗脳されていた」
50代の日本人です。
ですが、高校生の時に、
自分で興味を持って教育勅語を
読んだところ、まっとうなことが
書かれていたので、暗記しました。
一部、これをそのまま現代の日本に
あてはめるには無理がある、
と感じる部分はありますが、
多くの内容が、人として、そして、
日本という国の一員としての、
至極まともなあり方を説いています。
今日の講座で、GHQですら
教育勅語を否定はせず、
「極端な解釈をされたのが問題」
という認識でいたことを知り、
ホッとしました。
(坂本夏子さん)
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先生のコメント↓↓
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「マジメに洗脳されていた」高校生が、
自分で教育勅語を読んでみて
「まっとうなことが書かれていた」と感じ、
「暗記しました」というのは、
すごい主体性です。
坂本さんはさらにこう言われています。
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坂本コメント
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教育勅語は、
基本的人権や個の尊重といった、
民主主義の価値観と相反するものではなく、
むしろ、主体的に考え、判断し、
行動し、個人として
「一隅を照らす」人になる土台を
作ってくれる、大切な原則だと思います。
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先生コメント
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このご指摘には目から鱗でした。
自分自身の心で他者への共感を持ち、
そこから利他心を発揮し、
「処を得よう」とする姿勢は、
まさしく「主体的に考え、判断し、
行動」する人間を育てます。
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先生、さらに続けます。
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このご指摘は、以下のご質問への
回答にもなっていると思います。
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”以下の質問”とは↓↓↓
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一方で人権、個人を強く、
などと言いながら、政治(外交含み)でも
企業でも、
悪い意味の「忖度(そんたく)」が
たくさんあり、
やるべきことをやらない、
言うべきことを言わない、
それによって国として組織として、
力をそいでしまっていることが多いのは、
どうしてなのでしょうか?
個がほんとうにつよいなら、
言えるはず、やれるはず。
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先生コメント
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「悪い意味の「忖度」
「やるべきことをやらない」
「言うべきことを言わない」
というのは、
結局は自分が損をしないように、
という利己心からだと思います。
利己心では、周囲に流され、
何が共同体全体に対して正しいのか
良いのか、主体的に考えません。
個を本当に強くするのは、
他者の苦しみ悲しみに自分の心で共感し、
他者のために何をすべきかと
自分で考え、
社会の中で自分の持ち場で
貢献しようという「主体性」でしょう。
とすれば、共感-利他-処を得る、
というプロセスこそが、
強い個を育てる道です。
「和の国」はそういう強い個が
主体的に心と力を合わせることで
生まれてきます。
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これを読んで、私は、
この ”以下の質問”、
なんか見覚えがあるな~
と思ったのです。
そして、
前日のオンライン授業の
記憶をたどりました。
思い出しました。
その質問は、授業の最中に、
私が”チャット機能” を使って
送った質問だったのです。
その時は無記名でした。
うまくいけば、
授業中に質問に答えてもらえて、
ラッキーなものの、
その時は不発。
でも、翌日のメルマガで、
先生が答えてくれたのです。
しかも、
私の「教育勅語を読んだ体験」
を引用して、
それが質問への答えだと。
自分が気づいていなかった答えを、
先生が私のコメントから引き出し、
思いがけない解説を加えてくれました。
なんと面白い。
コーチングの前提のひとつに、
「答えは相手の中にある」
というのがあります。
本人は答えをすでに持っていて、
気づいていないだけ。
コーチの役目は
その答えを引き出すこと。
そんな前提であり、思想です。
この一連のコミュニケーションにおいて、
伊勢先生は、まさに、
私にとってコーチだったのです。
授業は全部で4回あり、
私はだんだんと乗ってきました。
次回は、
もともとのテーマであった、
近隣諸国への自分の怒りへ
どのように対処するか、
に行きます。
ではまた!
坂本 夏子
ことば屋
LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
#450