坂本夏子です。
きのうに続き、
漢字シリーズ第2弾です。
昨日はコレでした↓↓↓
「誕る(いつわる)」
誕生の「誕」の字には、
いつわる、あざむく の意味があり、
それは仏教からきている
というお話でした。
もう一つ、別な字で
似たものがありますね。
「偽る(いつわる)」です。
にんべん に 為 = 人の為
ですよね。
それが “いつわり” である、
ということは、
人の為 = いつわり
という図式です。
人の為、というと、
「利他」なんてことばもあるくらい、
一見、よさそうですが、
それがいつわりとは、
どういうことでしょうか?
私がその意味を知ったのは、
通っていた人生道場においてでした。
なるほど~、と思いました。
今日はそれをシェアします。
まず、本心から好きで、
やりたくて何かをやっていて、
それが結果として人のためになるのは
OKですよね。
好きでやっている仕事が、
人に喜びや感動を与えたり、
世の中の問題を解決するような
場合です。
その結果、世の中が進歩したり、
人の輪が広がったり、
絆が強まったりするでしょう。
今週はノーベル賞の発表ウィーク
ですが、ノーベル賞受賞者には
そんな人がたくさんいるかも
しれません。
“この道一筋” の職人や芸術家にも
いそうです。
一方で、
イヤイヤ、あるいは、無理くりに、
「人のためだから」と言い聞かせて
何かをやる場合はどうでしょうか?
あるいは、
心の深いところで無意識のうちに
自分にダメ出しをしてしまっていて、
人のために何かをすることで、
自分の穴を埋めようとしている
場合は、どうでしょうか?
つらいと思います。
それを続けていると、
いつか、どこかで、
何かが破綻します。
病気になったり、人間関係が
おかしくなったり、
仕事やビジネスがうまくいかなかったり、
です。
そういった、
自己否定から発する ”人のため” が、
偽りということばの意味なんですね。
生まれることが “いつわり” である
「誕」と、
人のためが “いつわり” である
「偽」、
何か関係がありそうな
気がしてきました。
まだうまく説明できなくて、
ごめんなさい。
生きていると出会う矛盾や葛藤を、
より高い次元で統合するための
切り口になる予感がします。
ちゃんと言語化できたら、
シェアします。
あなたが何かご存知だったり、
気づいたことがあれば、
教えてください m(_ _)m
で、こういうと宣伝っぽいですが、
“人のため” の偽り感は、
コーチングでやめて、
“自分&人のため” に転化することが
可能です。
ではまた!
坂本 夏子
ことば屋&人事屋
LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント