言ったのに、伝わらないのは、なぜでしょうか?
相手の言っていることが、わからないのは、なぜでしょうか?
あるいは、同じことについて話しているのに、AさんとBさんとでは、まったく違うことを言う。
そういうことも、ありますね。
なぜでしょうか?
私は人事の経験が長いですが、すべてのセクハラ、パワハラ、職場の人間関係問題は、
同じできごとについて、Aさん、Bさんの解釈が異なる
ということが原因で起こっています。
自分の頭にあること = 相手の頭にあること
この図式が成立し 初めて、コミュニケーションがうまくいく、
ということを意識せずにお互いがやりとりし、 結果として、対立に発展した場面を、数多く、見てきました。
大切なのは、自分が何を言ったかではなく、
=========
相手によって、
何が理解されたのか
=========
であるわけです。
なぜ、これが難しいのでしょうか?
ちょっと、理屈をこねますね。
あなたが言ったことが、 相手に渡った瞬間に、相手の頭の中では、
削除
歪曲
一般化
という現象が起こるからです。
受け取った人は、 あなたが言った、すべてのこと (情報)を処理できないので、
自分が受け取りやすいように、
10 のことを4に減らして受け取ったり(削除)、
自分のメガネで加工したり (歪曲)、
あなたは「昨日のあの話」をしているのに、相手は、「いつもそう」と、勝手に解釈したり(一般化)
してしまうわけです。
しかも、もう、お気づきかと思いますが、
相手は、相手の好きなように、そうします。
経験も、価値観も、世界観も、あなたと相手とでは異なりますからね。
お互い、違うメガネをかけています。
では、どうやったら、
あなたの投げたボール
=
相手の受け取ったボール
という図式を成立させられるでしょうか?
答えは、
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相手の受け取りやすい
ボールを、あなたが投げる
============
あなたも、あなたのメガネをかけて、自分の好きなように、話したり、書いたり、 イメージを提示したりしているので、
相手のために、工夫をしたり、いつものあなたのやり方に、 ワンステップ、追加するとよいのです。
工夫の仕方も、いろいろ、ありますが、簡単で、パワフルで、いつでもどこでもできるのが
LAB プロファイル®です。
前置きが長くなりましたね。
昨日の#88では、この、大切な前置きなしに、いきなり、
「価値基準 Criteria」
のことをお伝えしたので、ちゃんと、土台の情報をお伝えしようと思いました。
(「いきなり飛び込む」 というのも、LAB プロファイル®では、重要な行動パターンです)
あしたから、本番です。
ブレークスルーコーチ x
LABプロファイル®
マスターコンサルタント
坂本 夏子