【飛躍のヒント】本音と建て前の正しい使い分け

坂本夏子です。

本音と建前って、
人生にはつきものかなと思います。

あなたは、どのように
使い分けていますか?

本音はこうだけど、
でも○○だから、という建前を
持ち出しますか?

それとも、本音一筋で、
スパッといきますか?

今日は、それがテーマです。

私の結論はこれです↓↓↓

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そのことについて、
本音でいくか建前でいくかを決め、
それを貫く

~~~~~~~~~~~

ある一つのことについて、
本音と建て前を使い分けると
ややこしくなります。

場合によっては、
人の信頼を失いますよね。

「○○さんは表面ではいいことを
言いながら、陰ではこんなことを
している」

なんて印象を与えたりします。

なので「そのこと」について、
どちらで行くかを決めて、
それを貫くのです。

本音で行くって決めたら、
人からどう思われようと、
私はこうする、という
あなたの本音を貫きます。

弱い自分でもダメな自分でも
勝手だと言われようと、
さらけ出すのです。

建て前で行くって決めたら、
本音がどうであろうと、
それを貫く。

「自分を生きる」という
軸からすると、

もちろん本音がおススメです。

<内的基準型>+<主体行動型>
ですし。

いいじゃないですか、それで。

でも、いろんな制約の中で、

そうは言ってもね~

というのがあり、
建て前以外の選択肢がないことも
あるでしょう。

そんなとき、どうするか?

オススメは、

~~~~~~~~~~~

より大きな目的をセットする

~~~~~~~~~~~

会社員時代の経験なのですが、
とある上位者からパワハラチックな
コミュニケーションを受けていて
うつの入り口に立ったことがあります。

その時は、すんでのところで、
直属の上司の助けを求め、
危機を脱しました。

私がその相手と、直接、
接点をもたなくてもよい状態を
上司が作ってくれて、
私は見事に元気を取り戻したのです。

ところが、
ほどなく上司が変わり、
新しい上司からは、

いつまでも君を保護状態に
置いておくことはできない。

関係を改善するために、
君は何をするのか?

と問われました。

いくら考えても答えは出ません。

なぜならば、自分の中では
100%の正当性が自分に
あるのです。

さらに私はその相手のことを
内心、バカにしていました。

あの地位で、
どうでもいい些細なことを、
いちいち要求してくるな、と。

でも、
相手の思考・言動から考えて、
関係を改善しようとすれば、

相手の要求をこちらが満たす以外、
方法はない。

なぜ、あんな人にこちらが
従わなければならないのか?

かといって、もし、戦おうとすれば、
相手の地位や、背後に20人もいる
「後ろ盾」からして、
100%、弱小チームの自分たちが負ける。

しかも、私の上司にとって、
その相手は重要顧客の一人。
二人はちょくちょく電話で話す仲。

地理的には、
私たちが広島で直接、相手と対峙し、
私の上司は遠く海外。

四面楚歌とはこのことか!



とまあ、典型的、グルグル思考の
どつぼにいました。

上司は、二週間に一度は、
君は何をするのか? と
私に問います。

3ヶ月後。

ようやく新しい「問い」を
自分に立てました。

「この状況に、どのような
好機があるだろうか?」

出した答えはこれでした。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

自分たちが成長するために
相手の要求をすべて満たす。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

本音では満たしたくないのだけど、
「自分たちが成長する」
という目的をセットすることで、

それならやる意味がある、と
納得しました。

そうハラが決まったら、
あとは部下と一緒に一丸となって
やるだけです。

やってみると、
相手の要求を満たすだけでなく、
関係が向上しただけでなく、

必要に応じて、
自分たちの仕事のために、
相手の力を借りることが
できるようになりました。

その人の「乗せ方」がわかり、
瞬間風速的には、
彼との「チーム感」を味わうことも
ありました。

建て前に納得の目的を与え、
それをやり続けたことで、
建前が王道の本音に転化したのです。

すると、
仕事が、より楽しくなってきました。

そして、いつしか、自分が
その人のことが気にならなく
なっているのに気づきました。

ほどなく、その人は、
予定よりうんと早く、
異動して行きました。

問題を問題と捉えている限り
問題はいすわる。

問題より自分が大きくなった時、
問題は消える。

って聞いたことがあったのですが、
本当でした。

建て前を貫くときの
参考にしていただければ幸いです。

で、おととい発表した
「あなたの質問にメルマガで
お答えします」企画
ですが、
音声で回答する予定です。

お楽しみに!

** うつの危機を脱出した
ストーリー3部作はこちらです↓↓↓

パワハラ&うつの危機

上司を動かす

真の原因は何なのか

ではまた!

坂本 夏子

ことば屋&人事屋

LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント