坂本夏子です。
4/11 に「子どもの賢い叱り方」
という件名でメールしました。
子どもを叱る時は、
その子の内的基準を育てることばを
選ぶとよいですよ、
というのがポイントだったのです。
こんなエピソードも載せていました。
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私が子どもの頃、
母が私に
「そんなことすると、
人から笑われるよ」
と言ったとき、
私は、別に、どうでもいいし~
と、反応しなかったのですが、
「そんなことをすると、
あなたの値打ちがさがるわよ」
と言った時は、
それはまずい、と思って、
自分の行動を変えていました。
私にとって、
人が笑うかどうかはどうでもよく、
自分の価値は大事だったのです。
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すると、
読者で保育士をされている方から、
すごい実践報告がありました。
今日はそれをお伝えします。
真澄さん(仮名)
保育所で、ちょっと手のかかる
4歳児を相手にしているとのこと。
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初めの2週間は、
かなり彼の言いなり的に、
甘々で対応しましたが、
この月曜日は、かなりガツンと
対立してみました。
すべり台を逆登りするのは
危険なのでルール違反。
何度言っても振り切って登ろうと
するので厳しくしました
その後、ふてくされて寝転がって。
そして、足で、よからぬ動作を
したんです。
その時、出てきた言葉が
「そんなことしてたら、
◯◯君の価値が下がる!!」(笑)
4歳の子に対してすごい剣幕で
価値とか(笑)
でも、その後、なんかすごく、
逸脱行動が減ったんだよな~~。
本人にしてみれば、
訳わかんないことをすごい剣幕で
言われて、混乱だっただろうな、
と(^◇^;)
でも、賢い子なので、
分かったんじゃないかなって
内心思ってます。
夏子さんのメルマガから、つい、
ふと思いついて実践してみたら、
すごく手応え感じたので報告です!!
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嬉しいご報告です。
真澄さん自身が、
始めはその子の言いなりだったのです。
でも、
自分の意思で対立するポジションを
取ったことで、
<外的基準型>から<内的基準型>に
シフトしていますね。
私の分析なのですが、、、
真澄さんの対応で、
最もすばらしいのは、
その子と真剣に
かかわったことかと思います。
ダメなものはダメと、
保育士としての軸を守った。
だから相手と対立することも
いとわなかった。
年齢にかかわらず、
一人の人間としての彼にかかわった。
これって、
保育士として
愛のある行動ではないでしょうか。
そんな保育士さんが増えると、
日本中の子どもが、
より、自分で考えて、
自分で行動を選びとる力を
獲得するはずです。
それって、
この国の未来に直結しますよね。
大人が子どもにどうかかわるか?
大人として、
私たちみんなのテーマです。
ではまた!
坂本 夏子
ことば屋&人事屋
LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント