坂本夏子です。
あなたはモチベーションの
方向性を意識することは
ありますか?
これは、
LABプロファイル®の
基本のき の一つです。
パターンはこの二つ。
「よいもの」に向かう
<目的志向型>
「悪いもの」から遠ざかる
<問題回避型>
「よいもの」とは、
目的、ゴール、メリット、
快楽、あめ などです。
安全、健康、豊かさ、幸福も
ここに入りますね。
「悪いもの」とは
不利益、デメリット、
痛み、ムチ など。
危険、病気、貧困。
不幸もあります。
<目的志向型>でいると
脳の報酬系が動きます。
ドーパミン、セロトニン、
オキシトシンといった、
「健康」「幸せ」につながる
ホルモン物質が放出されます。
<問題回避型>でいると
脳の苦痛系が動きます。
アドレナリン、コルチゾール
ノルアドレナリンといった、
長期的には「病気」「不幸」を
生みだすホルモン物質が
放出されます。
なので、まず言えるのは、
<問題回避型>で
モチベーションを持つのは
よくない、ということです。
〇〇がイヤだから、
という動機で何かを
やっていると、
常にイヤな〇〇を想像しながら
行動しているわけで、
心もカラダも、結局は、
そっちへ誘導されます。
では、
<目的志向型>だけの
モチベーションで
よいのでしょうか?
<問題回避型>が
モチベーションに入ると
よくないのでしょうか?
私がそれを疑問に思ったのは、
自分のモチベーションの
方向性が、
たいてい、
始めは<問題回避型>、
次に<目的志向型>という
2段階をふむからでした。
たとえば、
「ジムに行く」という
新しい行動では、
こんな具合です。
最近、運動不足だよね。。。
このままだと
病気になってしまう。
↓
ヤバい!
↓
健康のためにジムに行こう!
そして、そこから
「健康のためにジムに行く」
という、
新しい<目的志向型>の
思考と行動を始めます。
たいていそうなので、
今のコーチングを始めたころ、
師匠にきいたのです。
始めが<問題回避型>だと
ダメなのか、と。
するとあっさりOKでした。
へー、そうなんだ~
そして、いよいよ本題です。
私は今、
この仮説をたてています。
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モチベーションの方向性は
2段階ステップが必要。
始めは<問題回避型>。
ほどなく<目的志向型>に
変える。
~~~~~~~~~~~
<目的志向型>だけの
モチベーションは、
ありえない、もしくは危険。
なぜならば、
<問題回避型>は
危機感の現れだから。
適度な危機感は
変化や成長のために必要。
危機感を持ちすぎると
それこそ、アドレナリンや
コルチゾールが出っ放しの
戦闘モードが生まれ、
まずいです。
危険ばかりの場所には
ほとんどの人は、
いたくありません。
でも、個人でも組織でも、
危機感をなくして、
のほほーんとしていたら、
環境の変化についていけず、
いつか終わりますよね。
あるいは、明らかな
危険のサインすら
見逃してしまう。
(経験ありです><)
<問題回避型>に限らず
36あるパターンのすべてを
私たちは、人間として
脳の中に備えています。
日常の、
あるいは人生のどこかで、
すべてのパターンを使っています。
それを考えると、
必要だからこそ持っていて、
それをちゃんと使うのは
よいに決まってるじゃん、
と思うのです。
というわけで、
今日のまとめ:
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モチベーションの方向性は
2ステップでいく。
始めは<問題回避型>。
ほどなく
<目的志向型>に変える。
————————–
オススメです。
ではまた!
坂本 夏子
ことば屋&人事屋
LABプロファイル®
マスターコンサルタント
トランスフォーメショナル
コーチ®
人事コンサルタント